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はじめの一歩
第1章 Butterfly
「なかなか、気障なこと考えますね。クッキー…ですか。だったら、フォーチュンクッキーかな。薄いラングドシャを半分に折った、まぁ餃子みたいな形のクッキーですね。中におみくじみたいなものを入れて食べたら出てくる、っていうやつなんですけど。」
「指輪なんか入る?」
「クッキーを焼いた後で、熱いうちに曲げて整形するので、指輪自体をオーブンに入れるわけじゃないですし。女性ものの指輪でしたらケースは無理だけど、指輪だけをグラシンペーパーに包む形なら、クッキーを少し大きめにすれば行けると思いますよ。ペーパーに包めば衛生的にも問題ないと思いますし。」
「ホワイトデーに渡したいから13日の夜に受け取りに来てもいいかな。」
「はい。じゃあ、中に入れるものは、失くしたら困るので、できるだけギリギリでお願いします。13日に作るようにするので、できれば13日の朝、無理なら12日の夜でお願いします。」
「指輪なんか入る?」
「クッキーを焼いた後で、熱いうちに曲げて整形するので、指輪自体をオーブンに入れるわけじゃないですし。女性ものの指輪でしたらケースは無理だけど、指輪だけをグラシンペーパーに包む形なら、クッキーを少し大きめにすれば行けると思いますよ。ペーパーに包めば衛生的にも問題ないと思いますし。」
「ホワイトデーに渡したいから13日の夜に受け取りに来てもいいかな。」
「はい。じゃあ、中に入れるものは、失くしたら困るので、できるだけギリギリでお願いします。13日に作るようにするので、できれば13日の朝、無理なら12日の夜でお願いします。」