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はじめの一歩
第6章 Piece of memory Ⅱ ー記憶の欠片 ー
日曜日。
約束の場所に着くと、吉田さんが1人でいた。
てっきり親御さんがついてくると思ってた俺は、少し拍子抜けした。
「…1人、なんだ。」
「はい…ダメですか?」
「いや、別にダメってことはないけど。で、どこ行くの?」
「それが…私、あんまり外食とかした事なくて、お店とかよくわからないんです。なので、深谷さんのお好きなところに連れて行ってください!」
「…俺もあんまり店とか知らないけど…」
女子高生と行くところなんて尚更分からない…友達や会社の同僚と行くとしたら、基本居酒屋だし。居酒屋でもランチ営業やってる店もあるけど、この場合はそんなんじゃない気がする…
「…どこでもいいよ…吉田さんの行きたいところで。」
「え、深谷さんに決めて貰おうと思ってたんで…っていうか、私の行きたい所じゃお礼にならないじゃないですか!そんなんじゃ…」
「お母さんに怒られる?…分かったよ。じゃ、テキトーなトコでいい?」
約束の場所に着くと、吉田さんが1人でいた。
てっきり親御さんがついてくると思ってた俺は、少し拍子抜けした。
「…1人、なんだ。」
「はい…ダメですか?」
「いや、別にダメってことはないけど。で、どこ行くの?」
「それが…私、あんまり外食とかした事なくて、お店とかよくわからないんです。なので、深谷さんのお好きなところに連れて行ってください!」
「…俺もあんまり店とか知らないけど…」
女子高生と行くところなんて尚更分からない…友達や会社の同僚と行くとしたら、基本居酒屋だし。居酒屋でもランチ営業やってる店もあるけど、この場合はそんなんじゃない気がする…
「…どこでもいいよ…吉田さんの行きたいところで。」
「え、深谷さんに決めて貰おうと思ってたんで…っていうか、私の行きたい所じゃお礼にならないじゃないですか!そんなんじゃ…」
「お母さんに怒られる?…分かったよ。じゃ、テキトーなトコでいい?」