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はじめの一歩
第4章 Let's party
「今でも水泳やってんの?」
「ジムは通ってます。プールは…週イチ行けるかどうか、ですけど。先輩は?」
「その先輩てのやめてくれよ。お前、新卒入社だろ?俺中途だし。この会社じゃお前のが先輩だ。」
「えぇ〜?先輩に先輩なんて呼ばれたら調子狂いますよぉ〜」
「…呼ばないよ。いいだろ名前で。俺もあだ名は黙っといてやるから」
「それマジでやめて下さいね。僕のイメージが崩れますんで。」
「童顔でカワイイ坊っちゃん、て感じだもんな。」
「別に坊っちゃんじゃないですけどね。せ…巽さん、は泳いでます?」
「競泳は高校で辞めたよ。大学ん時は夏にプールの監視員のバイトとかはしたけど。今はジムも行ってない。」
「もったいない…巽さんのフォーム僕好きでしたけど。キレが良くてカッコよかったのに。」
「お前ほど速くなかったろ。俺は県大会レベル。お前インターハイまで行ったんじゃないの?」
「手前迄です。監督は快挙だって褒めてくれましたけど、タイム残せなきゃ意味ないですからね。」
「ま、そりゃそうだな」
「巽さんて、この会社いつ入社ですか?」
「今年で丸2年。いくらフロアが違うとはいえ、2年も同じ社内にいてよく会わなかったな。そんなデカい規模でもないのに。」
「お互い見ても意識してなさ過ぎて気づかなかったんでしょうね…」
「ジムは通ってます。プールは…週イチ行けるかどうか、ですけど。先輩は?」
「その先輩てのやめてくれよ。お前、新卒入社だろ?俺中途だし。この会社じゃお前のが先輩だ。」
「えぇ〜?先輩に先輩なんて呼ばれたら調子狂いますよぉ〜」
「…呼ばないよ。いいだろ名前で。俺もあだ名は黙っといてやるから」
「それマジでやめて下さいね。僕のイメージが崩れますんで。」
「童顔でカワイイ坊っちゃん、て感じだもんな。」
「別に坊っちゃんじゃないですけどね。せ…巽さん、は泳いでます?」
「競泳は高校で辞めたよ。大学ん時は夏にプールの監視員のバイトとかはしたけど。今はジムも行ってない。」
「もったいない…巽さんのフォーム僕好きでしたけど。キレが良くてカッコよかったのに。」
「お前ほど速くなかったろ。俺は県大会レベル。お前インターハイまで行ったんじゃないの?」
「手前迄です。監督は快挙だって褒めてくれましたけど、タイム残せなきゃ意味ないですからね。」
「ま、そりゃそうだな」
「巽さんて、この会社いつ入社ですか?」
「今年で丸2年。いくらフロアが違うとはいえ、2年も同じ社内にいてよく会わなかったな。そんなデカい規模でもないのに。」
「お互い見ても意識してなさ過ぎて気づかなかったんでしょうね…」