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色んなコトしましょ
第2章 『わがままな犬』
『男の目が私の足を舐めるたびに、私は何も知らぬ乙女の顔をして、下半身を蕩けさせていった。』


夢中で読み終えてようやく、自分が勃起していることに気がついた。
痛いほどに硬くなったそこは、とろとろと汁を漏らしトランクスを汚していた。





小説に終わりはなかった。
唐突に文章が途切れて、白紙のページが数枚続く。




あの温度を感じない冷たい美人が、この文章を書いている。
いかにも事務的に受付をするフリをして、彼女はこれを俺の貸し出し袋に忍び込ませたのだ。






あの司書さんは、俺にこれを読ませた。

一体、なぜ。






俺はペンを取り、白紙のページに続きを書き始める。




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