この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
瞳で抱きしめて
第1章 家出?
自宅を出て、光はパンパンのボストンバッグを持って歩いている。


隣を歩く樹理はバッグに入りきらなかった荷物を入れた手提げ袋で両手を塞がれていた。


そんな樹理の右手を見つめながら、光の胸には甘い痛みが走っていた。


握った樹理の手は、ひんやりとしていた。

柔らかくて、光の手よりも小さかった。



包み込むように握ると、まるで彼女のことを抱き締めているような錯覚に陥って脳天がクラクラした。



確信してしまった。




━━━━━恋に落ちている。





多分、一目惚れだ。



こんなに甘く、切なく、他のことがちっぽけに感じられる感情は知らなかった。



それが恋だと分かってしまうと、光は焦る。



どうすればいいのだろうか。



樹理の手を握った左手の人差し指で、そっと唇の絆創膏を撫でた。
/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ