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瞳で抱きしめて
第6章 元カレ

「お姉ちゃんが高2の時だったよ」



「え?!」



なぜ?


樹理さん、なんで3年もそいつと付き合ってたんだ?



そもそも、樹理さんは以前

「いじめは高校入るまで続いた」

と言っていたはずだ。


高校に入っていじめがなくなったということは、おそらく今の俺と同じく、いじめていた奴らと別の学校へ進学して縁が切れたということだろう。



なのに、なぜ…?


いじめがなくなって2年もそいつと続いてるんだよ…



そんなに好きだったのか。


佐々木湊斗が。

いじめがエスカレートしても別れないくらい、そんなに好きだったのだろうか。




そんなに樹理さんから想われていたのかと想像するだけで、俺の中で真っ黒な嫉妬が渦巻いた。




「何が原因で別れたのかは知らないんだ。お姉ちゃん、それだけは絶対に教えてくれないから…ただ」




頬杖をつく真理さんの眉間には少しだけ皺が寄っていた。




「お姉ちゃん、すごく泣いてた。自分からふったのに」



「……」
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