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第7章 恋人にして

「痛そうなのに…きもちいいの？」



悪戯そうな目をして、光は私の顔を覗く。


余裕がないと言ったばかりのはずなのに、これでは私の方が余裕がなくなっているみたいだ。



「ん……気持ちいい…ぁあ…っ！」



口に含まれた乳首を、舌先で転がされた。


強く吸い付かれてズロロロと卑猥な音が耳を刺す。



「あぁあっ…」



口で胸に愛撫を続けながら、光の手はいつの間にか私のジーンズを脱がせていた。



なんて手際が良いのだろう。



「は…はぁ……光…」



乳首を愛撫する光の髪を撫でながら私は言った。



「絶対…初めてじゃないでしょ…」



私の言葉に、本気で困惑したような表情をして光は顔をあげた。



「なんで…？初めてって言ってるじゃん」



胸に顔を埋めて、反対側の乳首を愛撫し始める。


痺れる快感が私の身体を走った。



「だっ…て。手慣れすぎ…っ」



「…誓って初めてだよ…だから…止まらない……」



光は唇を私の肌につけたまま、顔を下腹部まで移動させた。