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瞳で抱きしめて
第8章 対峙
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「わぁ!湊斗くん、久しぶり!!」
ちょうど2年ぶりに顔を見た湊斗くんは、相変わらず隙のない男前だった。
長身で、手足が長くてスタイルが良い。
幼い頃から続けていたバレエから転身して今は創作ダンスとやらを熱心にやっているらしい。
留学中もわざわざ学べるスタジオを探したというほどだから、本当にダンスが好きなのだろう。
「久しぶりだね、真理ちゃん」
柔らかくて優しい声色も相変わらずだ。
2年前からなにも変わっていない様子に、私はホッとした。
「樹理も、元気だった?連絡直前にいきなりいれてごめんな」
「大丈夫。長旅おつかれさま」
横にいるお姉ちゃんも、特に変わった様子はない。
留学中の話を何やら楽しそうに話す湊斗くんに、笑顔で相槌を打っていた。
「なんっか、すげーイケメンだな。男の俺でも緊張すんだけど」
店のワンボックスカーにスーツケースを詰め込みながら雄介が言う。
このまま湊斗くんの新しいアパートに四人で移動するのだ。
光ちゃんは駅前で私と落ち合うことになっている。
「踊ってるとこ見たら、きっと男でも惚れちゃうよ」
私は笑った。
そして、実際に湊斗くんを目にしたら光ちゃんはきっと朝よりももっと焦るな…と予想した。
だって、湊斗くんやっぱりカッコいいもん。
どうなるのかな…。
ちょっとワクワクしている自分がいた。
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「わぁ!湊斗くん、久しぶり!!」
ちょうど2年ぶりに顔を見た湊斗くんは、相変わらず隙のない男前だった。
長身で、手足が長くてスタイルが良い。
幼い頃から続けていたバレエから転身して今は創作ダンスとやらを熱心にやっているらしい。
留学中もわざわざ学べるスタジオを探したというほどだから、本当にダンスが好きなのだろう。
「久しぶりだね、真理ちゃん」
柔らかくて優しい声色も相変わらずだ。
2年前からなにも変わっていない様子に、私はホッとした。
「樹理も、元気だった?連絡直前にいきなりいれてごめんな」
「大丈夫。長旅おつかれさま」
横にいるお姉ちゃんも、特に変わった様子はない。
留学中の話を何やら楽しそうに話す湊斗くんに、笑顔で相槌を打っていた。
「なんっか、すげーイケメンだな。男の俺でも緊張すんだけど」
店のワンボックスカーにスーツケースを詰め込みながら雄介が言う。
このまま湊斗くんの新しいアパートに四人で移動するのだ。
光ちゃんは駅前で私と落ち合うことになっている。
「踊ってるとこ見たら、きっと男でも惚れちゃうよ」
私は笑った。
そして、実際に湊斗くんを目にしたら光ちゃんはきっと朝よりももっと焦るな…と予想した。
だって、湊斗くんやっぱりカッコいいもん。
どうなるのかな…。
ちょっとワクワクしている自分がいた。
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