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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
私は涙声になっていた。
「入院しても教えてくれないとか有り得ない。」
「ごめん。」
「私達…付き合うんだよね?」
「ダメ?」
「今までと変わらないよね?」
「まあ今までもしょっちゅう会ってたしな。LINEとか増えるかな?あ!!」
「何よ?」
真中君は私の耳に口を近付けた。
「また…一つになりたいな…。」
な、何よー!!
「もう、このスケベ!!さっさと退院しなさいよ!!」
「いででででで」
私は真中君の頬をつねっていた。

私達がお見舞いに行った次の日に真中君は退院した。
真中君から退院しましたとLINEが来た。
ちゃんと連絡してきたな、よしよし。

お見舞いから帰ってきてから休んでる真中君の為にノートを一生懸命まとめたよ…。
自分で私って健気だなぁと思った。
そして寮に帰ってきたとのLINE貰ってすぐに。
真中君の部屋に向かっていた。

「喬子!!」
「退院おめでとう。はい、これ。」
真中君にノートを渡した。
「休んでる間の授業のノートとかプリントまとめといたから。コピーして返してよ。」
「はいはい。ありがとう。」
もう少し優しく話したいのに色気のない勉強の話…。せっかく退院したのにね…。
「今日はゆっくり休んでね。」
「ありがとう…。また…。ミルクレープ食べような。」
「うん…。」

そして真中君のいる日常が戻ってきた。
学校や寮ですれ違う度に少ししゃべったり。
大学の図書館やカフェテラスで会ったり。
あ、カフェテラスで一緒にミルクレープ食べた。
まあそれこそ前のように勉強の話がメインなんだけど…。
ただ一番変わったのは周りの見る目。
真中君も私も周りに付き合い始めたことをオープンにした。

栃本さんとせりなちゃんも三人娘も皆祝福してくれた。
真中君の友達とかからもバカにされるかと思ってたけど祝福してもらえてるみたい。

そして退院して初めての週末。
「喬子ちゃん、私、今週も居ないからね?」
せりなちゃんが栃本さんの部屋に泊まりに行くのは毎週のこと。
「あ、うん分かった。」
「分かったって分かってる?」
「え?」
「真中君帰ってきてるのよ。」
「あ、うん…。」
「真中君部屋に泊めていいからね?」
「え?あ、あ、うん…。」


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