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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
せりなちゃんに煽られたけどまた真中君病み上がりじゃん…。
泊まりに来て…欲しいけどさ…。
そりゃしたい…けどさ…。

痛かったけど甘くて…。

とあの日の事を思い出してぼんやりしてしまう。

うん、誘いたい。
けどどうすれば。

金曜日の放課後、いつもの通り、大学のカフェテラスに私と真中君はいた。
「もう二月かー。試験あるんだよなー。」
真中君が入院してる間に一月も終わろうとしている。
やりたい放題な高等部の生徒達もバレンタインモードだけど二月終わりには試験が待っている。
「勉強追い付いてる?」
入院して2週間以上学校を休んだ訳で真中君は勉強に四苦八苦していた。
「数学どーしても分かんねー所あってさ。ねぇ、教えてよ。」
「どこどこ?」
真中君は教科書を出してきて
「この問題さ…。答え…」
あーこれ、めんどくさそう。
それに参考書とか今無いし。
それなら部屋まで聞きに来て欲しいわ…。

部屋まで…。

「あのね?」
「ん?」
「明日昼からうちの部屋で一緒に勉強しよっ?」
「あ、せりなちゃん栃本さんの所に行くのね。」
「うん、だから部屋空いてるし、どう?」
「OK!!じゃあ昼飯食ったら部屋に行くわ。」

よっしゃー!!誘えた!!

まあ本当に勉強に終始しちゃうかもしれないけど、まあデートっちゃあデートだ!!

土曜日午前中授業を終えて食堂で昼御飯を食べて。
すぐに歯磨きしてすぐに掃除して。

何ならシャワーも浴びたい!!
ん?これって何を期待してるの、ワタシ?

えっと数学の教科書とノートと参考書と…。
一応真中君が来る前に問題解いてみて要点整理しよう…。
なんて。一応勉強も張り切ってましたが…。

「お邪魔します。」
「どうぞー。」
こないだ真中君が来た時は普通にズボンとセーターだったけど今日はワンピースとか着てる。
部屋は暖かくして。
「あ、お茶淹れるね?何飲む?」
「コーヒーお願いします。」
「OK!!」

コーヒーを淹れて。
真中君が『いただきます』と一口付ける姿を見て。
「キスして。」
コーヒー味のキスがしたかった。
私の淹れたコーヒーの味のキスを。

私は真中君の隣に座った。
真中君は私の肩を抱き寄せて唇を重ねた。



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