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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
一応お金持ちの子弟が集まるし進学校だし。
「S学園に行かせてもらえないなら公立に行く!!」
お受験で名門小学校に入って親は大学までそこで進学して欲しかったみたいだけどとにかく親元を離れたくて仕方なかった。
S学園も一応進学校だしお金持ちの子弟が集まるし、何より親が監視しなくても学園が監視してくれると判断してS学園に進学させて貰えた。

まあS学園がちゃんと監視するのって中等部だけなのだけど。

中等部で親の干渉なしに同級生と遊べるし、寮での生活も私にとっては本当に楽しくて仕方なかった。
勉強さえちゃんとやっていたらたまに帰省しても親のご機嫌は取れた。
まあ中学生の私にお見合いの話とか持ってくるのは呆れたけど。

そしてそのまま高等部に進学。
高等部は更なる自由が待っていた。

寮から出られないのと真面目に勉強しなきゃいけないけどそれを除けば…。
女子校だった中等部と違って共学だし。

髪の毛を茶髪にしてもOKだし放課後なら化粧もOK。
寮で皆生活してるから男子にもガンガン素っぴん見られてるんだけどね。

スカートの丈も中等部は厳しかったけど高等部は自由。
まあ私は背が高いからスカートがどうしても短くなっちゃうんだけど…。

高等部の入学式。
同級生達は久々に見る『異性の同級生』にざわついていた。
私は…。高等部でまた自由になれる喜びに胸を躍らせていた。

入学式は全学年全員参加する。
先輩達は新入生をチェックし、新入生は同級生だけじゃなく先輩もチェックする。
でも先輩達は既に高等部に進学して遊び慣れている…。

新入生へのお祝いの言葉を述べる生徒会長が壇上に上がった時、女子生徒の間から嬌声が響いた。

「生徒会長、阿部一史。」

背の高いまさに『イケメン』という言葉がピッタリの今時の顔の爽やかな男前だった。
まあ性格とか知ってる今となってはイケメンだけど爽やかではないわーとか思うけど。

入学式が終わりオリエンテーションが終わり寮へと帰ろうとした時だった。
後ろから肩を叩かれた。

「新入生だよね?名前何て言うの?」

生徒会長、阿部一史、だった。

「高津と言います。」
「高津さん?下の名前は?」
「高津…高津樹理です。」
「樹理ちゃん?あ、俺のこと知ってると思うけど生徒会長の阿部一史と言います。宜しくね。」
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