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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
週末…。
中等部はそもそも校舎と寮しか行き来出来なくて、夕食の時間以降は完全に寮に閉じ込められる。
さらに消灯前に管理人の巡回、点呼とかあって他の女子の部屋にも消灯後は行けなかった。
高等部。寮の門限までは学園内なら行き来は自由。男子寮と女子寮も門限までは行き来出来る。
食堂や自習室は男女共用だしね。
門限になると完全に閉鎖され、朝食時までは行き来出来なくなる。
でも点呼とか無い訳で門限前に男子の部屋に行ってしまえば『お泊まり』が出来る。
男子寮も女子寮も二人一部屋だけど例えば男子の内一人が他の男子の部屋に泊まって部屋に女子を連れ込んだり出来てしまう…。
平日だと朝がバタバタしてしまうのでちょっと厳しいんだけど土曜の夜なら…。

入学して色々行事をこなしつつも授業に入って少し疲れた土曜日。
土曜日の午前中は授業がみっちり入っていたけど、昼からのことを考えて少し上の空だった。

密かに昨日シートマスクして髪の毛もばっちりトリートメントして。
あ、ムダ毛ケアもした…。
いきなり…お泊まり…。いきなり…初エッチ…。

まだそんな約束とかしたわけではない。
でも。

そうなるだろうなという予感はあった。

授業が終わって昼食を食堂で食べていたら阿部先輩が隣に座った。
「待ち合わせ前に会っちゃったね?」
そりゃ全寮制で行動範囲なんて狭いんだから嫌でもしょっちゅう会えるっての。
そう思いつつ
「先輩、こんにちは」
と振り向いてみると…。

食堂中の女子の視線を感じた。
うん、気のせいじゃない。
生徒会長。それも背の高い非の打ち所のないイケメン。
さすがだなーと思った。

でもそれだけじゃない。

私に対する視線も感じていた。

女子生徒の嫉妬と羨望?そして男子生徒の目…。

「それ食べたら俺の部屋来ない?同室の奴出てるし?」
いきなりお部屋ですか、と思いながらも頷く。

男子生徒のお部屋とか初めてだった。
凄く雑然としているかシンプルな部屋が男子生徒の部屋のイメージだった。

先輩の部屋は女子の部屋とあまり変わらなかった。
キャラクターの膝掛けとかあったり、コーヒーや紅茶やココアまで準備されてたり。
部屋に芳香剤もあって。
「ちゃんと掃除してるんですね?」
「同室の奴と分担して掃除してる。」
「偉いなぁ…。」
掃除が苦手で同室の子任せな私は耳が痛い。


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