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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
私は中等部時代は大体学年でトップ10には入っていた

高等部は男女共学になって生徒数が二倍。だからトップ20に入る位の成績だと思ってたのに。
トップ50にすら入ってなかった…。

ヤバイ!!

あんまり成績落ちるとあのクソ両親に干渉されるかも知れない。
そして、私は大学は親元から離れて、尚且つ親のお金を当てにせずに進学しなきゃいけない。
奨学金も考えなきゃいけないし、或いは親元を離れた地域で親が納得するような学校に行くしかない。
将来はちゃんと稼げるような仕事に就かないとあのクソ両親との生活がまた待ってる。
それだけは嫌だ。

高校に入って自由を堪能してたし、男の子と肌を重ねることばかり楽しんでいたけど本来の目的を忘れちゃダメだ。

私は親から逃げるためにここに来てるんだ。

進路の事を改めて考えなきゃ。
そしてちゃんと勉強しなきゃ…。
自立したいんだ。

週末は期末試験までずっと男子からのお誘いで埋まってる。けど平日は出来る限り勉強しようと思った。

カフェテラスでお茶するのも控えて自習室や部屋で勉強。週末は相変わらず男子の部屋でセックス。
息抜き…かな…。

そんな時に自習室で阿部先輩に会った。
「おっ。樹理。」
先輩はもう私を下の名前で呼び捨て。
エッチしたのは入学直後の一度だけだけどその後もLINEしたりCDとかDVD貸し借りしているので友達みたいなもんだ。
「自習室で樹理見るの初めてだな。」
「中間やばかったのでちゃんと勉強することにしたんです。」
「いるいる。高等部入って遊びすぎて成績落とす奴。」
めっちゃニヤニヤしてる。何かムカつく。
「そういう遊びに私を引き込んだの誰ですか?」
アンタじゃん。
無視して勉強しようっと。
中間、生物が悲惨なことになってたのよね。
「怒ってるの?」
私はそれには答えずに黙々と生物のドリルを書き込んでいく。
先輩は苦笑い。
そして隣に座った先輩も数学の問題集を解き始めた。

生徒会長だし成績は良いはずだよね…。

ドリルをひたすら黙々と解いてるけどこれで成績戻るのかな?
一生懸命解いてると夕食の時間に。
「メシ行こうか?」
先輩は私の頭をポンポンと軽く叩いた。
全然嫌な感じもなく本当にさりげなく。

イケメン過ぎる。

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