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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
阿部先輩とは一緒に勉強する仲にもなった。
さすが成績優秀な先輩なので色々教えてくれる。

でも阿部先輩は阿部先輩で色んな女子と寝ていたし、私も前みたいな毎週毎週ではないけど誘われたらそのままベッドまで、ということは何度かあった。
阿部先輩と私は入学直後以来Hはしていなかった。
でも一緒にいる時間が増えてあの二人遊んでるけど本命はお互いで付き合ってる、と学園内で噂になっていた。
まあ別に気にしないけどねー。
特に噂になって損も得もしないかな?
先輩のファンの女の子達も別に先輩さえその気になったら先輩もHできちゃうから私に憎悪とか無いみたいだし、勉強優先的に教えて貰えるの有り難いし。
男子からのお誘いも全く無くなるのは寂しいけど前みたいな毎週毎週はさすがにキツい。

先輩には私の家の話もした。
束縛親の下で窮屈に育てられ、それに嫌気がさしてこの学園に来たこと。
「お嬢様は違うねー。でもお嬢様がヤリまくっちゃって良いの?」
「両親聞いたらソッコーで退学させて連れ帰るんじゃない?まあ帰る気は全く無いけど。」
「樹理は好きなヤツとかいない?」
「うん…。特にいないなぁ…。もしかしたら恋愛とか出来ないのかも。そういう遊び人の先輩はどうなの?」
「内緒!!」

私は気付いてた。
いつものヘラヘラ笑いじゃないことに。

そしてその一瞬の隙も私に対してじゃないことも。

先輩は本当に仲の良い先輩というか友達というか…。


お兄ちゃん?

いや、私は実際に兄がいるしそこそこ大事にはしてくれてるけどここまで砕けて仲が良いわけではないし、ここまで親しくないけど。

試験が近付くに連れてお互い女遊び、男遊びをしなくなり、余計に先輩といる時間が増えた。

多分中間よりはマシだと思う…。授業も前より理解度は上がってる。

期末試験。
学年で10位だった。
学年で10位なのも嬉しかったけど試験に対して手応えを感じたし、そして思ってた通りの出来だったことが嬉しかった。
先輩には感謝しかない。
そして先輩は相変わらず優秀で学年で3位だった。

「夏休みどうするの?」
先輩の部屋に行って試験の報告をしていた。
「親は帰省しろ帰省しろ煩いけど帰らないつもり。一応補習を受けるつもり。」 
高等部になると夏休みは外部受験者対象の補習がある。
私は文系私大受験コースか地方国公立大受験コースを考えていた。
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