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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
次の日。
お昼ごはん前に阿部先輩と待ち合わせしていた。
「樹理!!」
えっ!?
現れたのは阿部先輩と感じの良い高齢のご夫婦…。
阿部先輩のお祖父様とお祖母様…だよ、ね…?
「あ、樹理、紹介するよ。うちの祖父母。」
「いつも一史がお世話になってます。」
「こちらが後輩の高津樹理さん。美人やろ?」
「本当にお綺麗なお嬢さんね。」
「あ、あの…。後輩の高津樹理と申します…。」

ねぇ。
何で阿部先輩の実質保護者とも言えるお祖父様とお祖母様と私がご飯食べてるの?
いや、本当に素敵なご夫婦で楽しいけどさ。
家族に紹介って…。彼女扱い!?
うちの両親には彼氏と間違われるし…。

ご飯を食べたらお祖父様お祖母様とは一度別れて先輩と二人で学祭を回った。
「お祖父様お祖母様も一緒とか聞いてないし。」
「別にええやん。怒ってる?」
「お祖父様もお祖母様も素敵だし怒ってはいないけどさ…。」

私達は『恋人』なの!?

「先輩と私の関係って何だろう?」
私がボソッと呟いたら先輩は足を止めて私の方に向き合った。
「『友達』以上『恋人』未満?」
少しホッとしたようなでも余計にややこしくなったような複雑な気持ち。
「じゃあなんで家族に紹介したの?恋人ですって言ってるようなもんじゃん!!」
「なぁ、樹理?」
「何ですか!?」
私はイラついている。
「樹理から見て俺はどんな存在?」

どんな?

言われると悩む。

「好きか嫌いかだと好きだし単なる『セフレ』じゃないと思ってるけど他の女の子と寝てても全然腹も立たないし。彼女出来たとか言われてもたまに勉強教えてくれればま、いっかー的な…。」
「俺はお前とは気が合うし俺は高等部を卒業したら外部の大学に行くけどそうなっても仲良くしたいなとは思ってる。まあ今みたいなセフレ的な付き合いを続ける訳にはいかなくなるかもやけど。」
それは嬉しかったし私もそうしたいと思った。

「樹理は可愛い。傍にいても楽しい。樹理とセックスするのも好き。でも樹理に好きな人が出来たとか彼氏が出来たって言われたら応援するつもりやし。また今のやりまくってる樹理は心配して見てるけどそれは相手の男に対する嫉妬じゃない。」

お互い似たような感覚なんだろうか?
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