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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
橘君とは夕食までの時間たっぷり楽しませてもらった。
夕食をさっさと食べてさっさとお風呂に入って。
ちょっとやり過ぎたかな、疲れたなとベッドに入ろうとしたら。
携帯が鳴り出した。

携帯は阿部先輩からだった。

「おー樹理元気?」
「元気は元気ですけど…。」
「そっち寒い?京都は盆地やから寒い寒いって言うけどそっちに比べたら暖かい気がする。」
「寮から出ないからわからない。」
「カフェテラスも図書館も売店も行かんのかよ…。」
行ってないなぁ。
畠山さんと勉強するのも自習室だしな…。

「先輩はどうなんですか?」
「色々とバタバタしてて。予備校の冬期講習とか勝手慣れへんから疲れるわー。」
「え!?帰省中に予備校通ってるんですか?」
「うん。S学内だと受験で通用するか不安になってくるから…。夏の帰省の時は模試受けに行ったり。」
「京都で遊んでるのかと思った…。」
「アホか。俺、京都ではめっちゃええ子やねんぞ。」
めっちゃええ子って…。
「祖父ちゃん祖母ちゃん泣かす訳にはいかんやろ!!」
「えーっ!?学校ではヤりまくってるのに?」
「勉強はちゃんとしてるし女の子泣かすようなことはしてへんからな!!女の子の方が寄ってくるんや!!」
「あーはいはい、そうですか。」
「現実予備校でも何人か女の子に声掛けられたで。勉強教えてって。」
「あー先輩はモテるから」
「何で棒読みやねん!!あーもしかして?」
「なんですか?」
「俺がモテると樹理は寂しいんやな?」
「なんでやねーん!!」
何で私まで関西弁!?
「寂しくない?」
うっ。
もしかして…。
「樹理は俺が居なくて寂しくないの?」
何でここで甘えん坊将軍になる訳?
「そういう先輩はどうなんですか?」
「寂しいから電話してるに決まってるやんけ!!」
あ、そりゃそうだ、と思ったのと。
ちょっとキュン、とした。

先輩のこと考えてる時間は結構あるし、全く寂しくないと言えば嘘だけど。
でも他の男子とセックスしたりして寂しさ紛れてるしなぁ。
ただ。

そこから先輩は勉強の話をしていた。
「京大目指すんですか?」
「一応目標はそこ。でも京都で祖父ちゃん祖母ちゃんと住むというのが目的でもあるから柔軟に志望校考えてる。」
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