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私立S学園高等部
第4章 Pink Prisoner
畠山さんは俯いて少し恥ずかしそうに言った。
「雄平君とセックスしてから雄平君の事ばかり考えてしまう自分がいるんだよね。確かに前から仲の良い友達だったけどさ…。たまに授業中とか雄平君の事を思い出しちゃう。Hなこともだしそうでないことも。」
すっかり『女』じゃん、畠山さん。
私も授業中セックスの事を考えたりしてたことはあった。
けど特定の男の子を思い出すとかじゃなく、その快楽に思いを馳せてたし…。
学年末試験はいつもの成績をキープできた。
そして畠山さんは相変わらず学年トップではあったが今回は同点でトップの生徒がもう一人いた。
断トツトップが当たり前の畠山さんからしたらちょっと不本意?
でも当人と話したら
「今回は勉強出来てなかったし取りあえずトップキープしたし、まあ受験も圏内だから悪くないと思ってるよ。」
と返ってきた。
一方、阿部先輩は高等部に進級してから初めて学年トップだった。
女遊びを止めて勉強一本に絞った成果はバッチリ出ていた。
私は進路希望票に京都の私大をいくつか書いて提出した。
私が京都の大学を受けるつもりだと言う話は両親にも伝わった。
でも両親は勘違いをしておられるので「阿部先輩を追い掛けるのね!!大学卒業したらすぐ結婚かしら!?」と変に浮き足立っていた。
そして阿部先輩にも伝わっていた…。
「京都の大学受けるの?」
黙って首を縦に振った。
「俺も受験頑張らなきゃな。」
先輩は笑顔で答えてくれた。
「樹理も京大目指そうぜ!!」
「キャー無理無理無理!!数学とか出来ないしセンター試験とか国公立とか無理!!」
「じゃあ同志社か立命受けるの?」
「受けるのは受けるけど、『受かる』かどうかは別物で…。」
「俺が『みっちり』教えてあげるから。」
「みっちり!?」
「うん!!」
先輩の満面の笑み。
「先輩は自分の受験頑張って下さい!!」
「勿論自分の受験頑張るよ。でも樹理も教える。」
「ええええ…。」
先輩は私の背中から抱きついた。
「三年になったら俺は自分の受験勉強と樹理の勉強教えるのに集中するから。再来年は俺も樹理も京都の大学生だな!!だから…。」
先輩は私の耳許で囁いた。
「樹理も他の男と遊ばずに勉強しろよ!!」
「はぁ!?」
何で勝手に決めるのよ…。
まあもう他の男子と遊んだりしてへんけどさ…。
「雄平君とセックスしてから雄平君の事ばかり考えてしまう自分がいるんだよね。確かに前から仲の良い友達だったけどさ…。たまに授業中とか雄平君の事を思い出しちゃう。Hなこともだしそうでないことも。」
すっかり『女』じゃん、畠山さん。
私も授業中セックスの事を考えたりしてたことはあった。
けど特定の男の子を思い出すとかじゃなく、その快楽に思いを馳せてたし…。
学年末試験はいつもの成績をキープできた。
そして畠山さんは相変わらず学年トップではあったが今回は同点でトップの生徒がもう一人いた。
断トツトップが当たり前の畠山さんからしたらちょっと不本意?
でも当人と話したら
「今回は勉強出来てなかったし取りあえずトップキープしたし、まあ受験も圏内だから悪くないと思ってるよ。」
と返ってきた。
一方、阿部先輩は高等部に進級してから初めて学年トップだった。
女遊びを止めて勉強一本に絞った成果はバッチリ出ていた。
私は進路希望票に京都の私大をいくつか書いて提出した。
私が京都の大学を受けるつもりだと言う話は両親にも伝わった。
でも両親は勘違いをしておられるので「阿部先輩を追い掛けるのね!!大学卒業したらすぐ結婚かしら!?」と変に浮き足立っていた。
そして阿部先輩にも伝わっていた…。
「京都の大学受けるの?」
黙って首を縦に振った。
「俺も受験頑張らなきゃな。」
先輩は笑顔で答えてくれた。
「樹理も京大目指そうぜ!!」
「キャー無理無理無理!!数学とか出来ないしセンター試験とか国公立とか無理!!」
「じゃあ同志社か立命受けるの?」
「受けるのは受けるけど、『受かる』かどうかは別物で…。」
「俺が『みっちり』教えてあげるから。」
「みっちり!?」
「うん!!」
先輩の満面の笑み。
「先輩は自分の受験頑張って下さい!!」
「勿論自分の受験頑張るよ。でも樹理も教える。」
「ええええ…。」
先輩は私の背中から抱きついた。
「三年になったら俺は自分の受験勉強と樹理の勉強教えるのに集中するから。再来年は俺も樹理も京都の大学生だな!!だから…。」
先輩は私の耳許で囁いた。
「樹理も他の男と遊ばずに勉強しろよ!!」
「はぁ!?」
何で勝手に決めるのよ…。
まあもう他の男子と遊んだりしてへんけどさ…。