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私立S学園高等部
第1章 母の恋人
「せりなちゃんはどこまで見たの?」
「えっと…。その…。裸で抱き合ったり、チューしたり、おっぱい触ったり舐めたり、おちんちん触ったり舐めたり、オシッコする所舐めたり…。」
「うわー!!そんなことまで見てたの!!やっベー!!」
英司さんさらに赤くなってる。

でも英司さんは一度冷静になっていつものキリッとした表情になった。
「せりなちゃん。俺とお母さんがしてたことは子供が出来るかも知れないことで、妊娠しないようにゴムをはめたりはしてたけど、そういう危険性があるんだ。言ってること分かる?」
「分かるよ、それくらい。赤ちゃん出来るかも?ってことでしょ。」
「せりなちゃん、初めての相手って一生残るよ?このタイミングで俺で良いの?中等部だとそういう事は無いだろうけどぶっちゃけうちの高等部なんて皆やりまくってる。高等部に進んでからでも遅くないと俺は思うよ?」
「覚悟は…。出来てるの。今、したいの。」

私がそう言うと英司さんは掛け布団を剥がした。
「え…。やだ…。恥ずかしい…。」
「覚悟出来てるって言ったよね?」
英司さんはいつものクールな顔で私の顔と身体をじっと見詰めた。
「できてる。」
私は胸を隠していた腕もほどいた。

英司さんは私を仰向けで寝かせた。そして覆い被さってきてまずじっくりとキスをしてきた。
触れるだけのキスからお互いの唇を挟み合い、そして舌を絡めていく…。
「ん…。はぁ…。」
そう、かつての母のように私も気がつけば吐息を洩らしていた。

英司さんの唇はやがて私の首や肩を辿る。
そして片手は私の手をギュッと握り、もう片方の手は…。

頭や頬を撫でていたその手は肩を辿り、私の鎖骨を辿る。

ゾクッ。

肩や鎖骨をに辿られただけでこんなにゾクゾクするなんて!!

「そんな表情するなんて…。せりなちゃん大人なんだな…。」
「ゾクゾク…するの…。」
震える声…。その声色も今までの自分じゃないみたいだ。
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