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私立S学園高等部
第1章 母の恋人
英司さんはわたしの肩や鎖骨を撫でながら私の顔と身体をじっと見詰めた。
「綺麗だよ。」
「本当に?」
「せりなちゃん、可愛いよ。」
「でも子供だと思ってるんでしょ?」
英司さんは両手で私の頬を挟み、そしておでこをくっつけた。
「子供だと思ってたらこんなことできないよ。」
今度は舌を絡めるとろけるようなキス。
私も自然と英司さんの肩を掴んでキスを受け入れていた。

英司さんはキスを唇から首筋、肩へと移していった。

いよいよ…。おっぱい舐められたり触られたりするのかなぁ…。
緊張して待っていたら。

英司さんは私の手をとって手の甲にキスをした。

期待とは違ったけど英司さんは改めてカッコイイ、と思った。

「せりなちゃん色っぽ過ぎ。」
「だって…。」
「そりゃはるかさんは綺麗で聡明で素晴らしい女性だった。でもせりなちゃんも可愛くて…。俺、はるかさんが亡くなってせりなちゃんを支えようと思ってたのに今はせりなちゃんが欲しいんだもん。最低だな。」
最低だな、と言いつつもその顔は笑顔だった。

そして英司さんの手が私の胸へと伸びた。
きた…。

ようやく膨らんできた胸。
そりゃまだ子供用ブラジャーだしまだまだちっちゃい。
お母さんに比べたら遥かにちっちゃい…。
でも…。でも…。
一応ちゃんとおっぱいあるもん!!

英司さんは優しく優しく私の胸を包み込むように触った。

英司さんの手が動く度に緊張する。
気持ち良いとか分からないけど触られてる感触はしっかり感じてる。
英司さんの手が温かく、私の冷たい身体を少しずつ火照らせていく。
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