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私立S学園高等部
第5章 初恋
「それと俺ははるかさんにせりなちゃんを託された。はるかさんの遺言はせりなをお願いします、だったからね。俺は恋人としてだけじゃなくてせりなちゃんの保護者として全力で守らなきゃいけない…。
俺ははるかさんの為にもせりなちゃんを愛してる。」
重い決意を淀みなく言い切る。
その目には強い意志を感じた。
「正直はるかさんが生きてたら俺とせりなちゃんが恋人にはなってなかったかもな。でも、現実にははるかさんはこの世にいないから。だから俺は身近に愛すべき人を愛することにしたんだ。」
栃本さんも俺と一緒で寂しさに負けた。
でも栃本さんは新たな恋に生きている。
俺は?
いや、栃本さんははるか先生と恋人同士だった。
はるか先生がせりなちゃんを託した位だからはるか先生は高校生だった栃本さんに絶大な信頼を寄せていた。
そのくらい愛し合ってた。
それを失って栃本さんは相当落ち込んだだろう。
俺は…。たかが遠くから見ていたたけじゃないか。
憧れの相手がいなくなっただけで…。
「まあ、でもせりなちゃんが居なかったら俺も阿部くんのように色んな女の子とやってたかも!?」
そこからエロトーク大会。
この人本当にスゲーとしか思えない。
高校生ではるか先生と恋人同士だったけどはるか先生とは本当に強い絆で結ばれてたのかと色んな話の端々に感じられる。
そしてはるか先生が亡くなった悲しみは胸に残ってるんだろうけど前を向いているように見える。
「阿部くんと話してるとさ、はるかさんのこと思い出すんだけどそれが辛くないんだよね。」
栃本さんのその言葉に泣きそうになった。
俺ははるか先生のことを未だに引きずってる。
けどその思い出もすごく儚くて。
栃本さんとははるか先生という接点が無かったら知り合ってなかった訳で栃本さんに会うと俺のかつての恋心が確かにそこにあったことを確認できるんだ。
そして俺はもう会えない、それも一方的な片想いの相手を頭の片隅に置きながら女の子と寝てるんだ…。
俺はまた恋とかできるんだろうか?
そして今の俺にとってはセックスと恋愛は繋がらない物だった…。
「生徒会長!?」
下降気味だった成績がようやく上向いてきた頃、その当時の生徒会長の二年の先輩に声を掛けられた。
「阿部くんなら生徒間の人気も高いし、成績も優秀だし、先生も阿部ならいいんじゃない?と言ってるし。」
俺ははるかさんの為にもせりなちゃんを愛してる。」
重い決意を淀みなく言い切る。
その目には強い意志を感じた。
「正直はるかさんが生きてたら俺とせりなちゃんが恋人にはなってなかったかもな。でも、現実にははるかさんはこの世にいないから。だから俺は身近に愛すべき人を愛することにしたんだ。」
栃本さんも俺と一緒で寂しさに負けた。
でも栃本さんは新たな恋に生きている。
俺は?
いや、栃本さんははるか先生と恋人同士だった。
はるか先生がせりなちゃんを託した位だからはるか先生は高校生だった栃本さんに絶大な信頼を寄せていた。
そのくらい愛し合ってた。
それを失って栃本さんは相当落ち込んだだろう。
俺は…。たかが遠くから見ていたたけじゃないか。
憧れの相手がいなくなっただけで…。
「まあ、でもせりなちゃんが居なかったら俺も阿部くんのように色んな女の子とやってたかも!?」
そこからエロトーク大会。
この人本当にスゲーとしか思えない。
高校生ではるか先生と恋人同士だったけどはるか先生とは本当に強い絆で結ばれてたのかと色んな話の端々に感じられる。
そしてはるか先生が亡くなった悲しみは胸に残ってるんだろうけど前を向いているように見える。
「阿部くんと話してるとさ、はるかさんのこと思い出すんだけどそれが辛くないんだよね。」
栃本さんのその言葉に泣きそうになった。
俺ははるか先生のことを未だに引きずってる。
けどその思い出もすごく儚くて。
栃本さんとははるか先生という接点が無かったら知り合ってなかった訳で栃本さんに会うと俺のかつての恋心が確かにそこにあったことを確認できるんだ。
そして俺はもう会えない、それも一方的な片想いの相手を頭の片隅に置きながら女の子と寝てるんだ…。
俺はまた恋とかできるんだろうか?
そして今の俺にとってはセックスと恋愛は繋がらない物だった…。
「生徒会長!?」
下降気味だった成績がようやく上向いてきた頃、その当時の生徒会長の二年の先輩に声を掛けられた。
「阿部くんなら生徒間の人気も高いし、成績も優秀だし、先生も阿部ならいいんじゃない?と言ってるし。」