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私立S学園高等部
第5章 初恋
生徒会長は先代の生徒会長が指名して信任投票という形を取っている。
信任投票は今まで百パーセント信任されていた。
「俺が生徒会長…?」
「確かに秋以降は忙しくなる。けど夏までは特に仕事も無いし、阿部くんなら女子には絶大な人気だし…。」
正直興味なかったけど先代の生徒会長や教師にも説得され結局俺が生徒会長をやることになった。

気がつけば高等部に進学して一年が経っていた。
「阿部くんが生徒会長とかカッコいい!!」
と女子にはキャーキャー言われ、
「お前が生徒会長だなんて女子向けエロ漫画のシチュエーションだな。」
と奥田にはからかわれた。

俺は二年生になった。
今年は生徒会長として入学式で在校生代表として挨拶をしなきゃいけない。
「絶対に新入生の女子からキャーキャー言われるぞ。あー今年の一年、可愛い子いるかなー!?」
奥田もテンション高い。
出会いと別れの季節。
俺達も一年前はワクワクしてた。
栃本さんもせりなが高等部に上がってデートできるようになるからとかなりテンション高かった。

俺は特に変わらない。
ただ黙々と生徒会長としての努めを果たそうと思っていた。

新入生にとって久々に見る異性はどう映るんだろう?
緊張した面持ちの生徒、好奇心でキョロキョロ見ている生徒、そして明らかに異性を値踏みして見ている生徒がいる。

そんな中周りにそんなに興味も示さず、ぼんやりとしている彼女に目が行った。

遠くから見てもはっきり分かるレベルの美人だ。
新入生の中でも際立って美人だ。
でも美人だから目についたというより周りが浮かれている中一人、ぼんやりとしている様子が引っ掛かった。
別に不安そうでもないし、表情は穏やかなのだけど周りとのギャップが大きかった。

この子と喋ってみたいな。

そんなことを考えていたら生徒会長の挨拶の番が来た。



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