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私立S学園高等部
第7章 セカンド・ラブ
話題の取っ掛かりを作ってくれた祖父ちゃんには感謝だわ。
そして俺は携帯番号とメールアドレスも交換して、
「LINEしよう」
と彼女のスマホにLINEをダウンロードさせた。

俺から女の子に声を掛けるなんて初めてで。
俺はちょっといつもと違うテンションになっていた。

美人の樹理ちゃん。
このまま押し倒すことまで考えていた。

その日の夜にはすぐLINEをした。
「今日はありがとう。また土曜日の昼から会わない?」
週末のお誘い。
「OKです」
ハートマークのついた返事。
スタンプとかはまだよく知らないみたい。
俺から『楽しみ』ってスタンプを返す。
すぐに既読になる。

「そういやさ、お前、新入生早速ナンパしたの?」
あーやだやだ。この学校、本当に狭い。
樹理ちゃんにLINEした後に同室の奥田が風呂から帰ってきて、聞かれた。
「風呂で噂になってたのか?」
「まあね。あと女子の間では相当話、回ってるぽいぜ。」
「やだねー。」
「お前から女の子誘うなんて初めてじゃねーの?」
奥田は付き合いが長いのでよく知ってる。
俺がはるか先生の事を好きだったことも知っている。
「そうかもな。」
「女子もさー。阿部くんから女の子に声掛けるなんて珍しい、って話題になってるらしい。なんかその声掛けた新入生、めっちゃ美人らしいなぁ?」
「あー確かに美人だよ。」
「なんだかんだ言って阿部ちゃん目ざといじゃん!!」
「はいはい、目ざとい目ざとい。」
「ようやく阿部ちゃんも好きな子出来るかな?」

好きな…子…。

ふと我に返った。
俺、取り敢えず気になったから声掛けて、取り敢えずやっちゃおうとしか考えてない…。

「あんな美人の処女食っちゃうの!?」
そうだ…。中等部じゃ絶対セックスとか不可能なので新入生はほぼ全員処女なんだ…。

俺、ゲスい、よ、ね…。

今まで女の子の方からガンガン迫られてきたけど…。
それとは少し事情が違うよな…。

約束は土曜日。

金曜日の夕食時のこと。
何人か友達と夕食食べていたら知らない女子生徒に声を掛けられた。
「阿部先輩、ちょっと良いですか?」
新入生か。そりゃ顔知らんわ。
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