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私立S学園高等部
第7章 セカンド・ラブ
新入生って大抵まだ初々しいはずなんだけど、この女子生徒は堂々としていて、そして髪の毛を染めたり巻いたりと派手、ともするとケバくて、『先輩』と呼ばれなかったら新入生と思えなかった。
ギャルっちぃ子だなぁ。
寮内でもわざわざメイクするんだなぁ…。
でも美人と言えば美人なのかな?
ほっそ!!めっちゃ細い。
でも俺はもっとムチムチが好きだな。
樹理ちゃんでもさぁ、もう少し肉付き良くなったら絶対最強だよね。

はっ!!
俺、何考えてるんだ…。

少しぼんやりしていたらギャル新入生は話し掛けてきた。
「阿部先輩って噂通りのイケメンですね☆」
そう言って食事中の俺の腕を掴んだ。

俺もぎょっとした。
周りの連中もぎょっとしてるし、食堂の生徒の視線が俺に集まってる。
何だこの女!?
「わたし、坂口まりあって言いますぅ。先輩とデートしたいですぅ!!ねぇ、先輩、LINE交換しませんか?」
はぁ?何だこの女!?

しかし一つ驚いたこと。
さっきまでこの子に対してドン引きしてた男連中が…羨ましそうに俺を見ていた。

「ねぇねぇ?先輩?良いでしょ?良いでしょ?高津さんとデートするんですよね?わたしともデートして下さいよ!!」

はっ!?

俺は思わず持ってたお箸を落としてしまった。

樹理ちゃんとの事が噂として高等部内に回り回ってるのは知ってたけど何で初対面の女の子にまでこの事言われるの!?
それに樹理ちゃんとは俺はデートしたいけど何でこの女の子とデートしなきゃいけないの?メンドクセー!!

「明日の夜空いてないですかぁ?」
「空いてないです。」
「えー?高津さんとデートですか?」
何で答えなきゃならんのだ?俺は黙り込む。
「高津さんと会うの昼ですよね?じゃあ夜泊めて下さい!!」
「はぁ?同室の奥田の許可がいるじゃん?」
「奥田先輩にはお願いしましたぁ。土曜日、他の部屋に泊まるって言ってくれました!!」
「はぁ!?」
奥田に…話つけてるの!?
いやお昼は確かに高津さんと部屋で会うから奥田にどっか行っといて、ってお願いした。
でも夜は泊まりは無しで、と思ってた。
だから奥田にも夜はいいよ、って言ってたのに。

俺は坂口まりあに押し切られてLINEも交換させられ、明日の夜泊める約束もさせられた。
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