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私立S学園高等部
第7章 セカンド・ラブ
前の晩部屋を片付けた。
と言っても俺も奥田も小学部上がりで、ここの小学部は家事とか礼儀とか整理整頓とかかなり厳しく仕込まれる。
だから掃除も整理整頓も俺も奥田も躾られていて、普段から二人とも部屋は綺麗にしていた。
中等部からここに入学した生徒は大体そんなに片付けや掃除が行き届かなかったりするらしい…。俺の中等部の同室は中等部からだったけど、散らかしてて、俺がよく片付けていた。

普段からちょくちょく俺も奥田も女の子連れ込んでるので女の子が来やすい部屋になっている。
DVDとか揃えてるのは奥田の趣味。
俺は本とかゲームが好きで実は女の子が好きそうな事にあんまり興味が無い。
音楽は聴くけどそれも奥田の影響が大きいのと、勉強する時に音楽聴きながら勉強出来るから。

本当は奥田の方がよっぽどモテキャラだと思う。

約束の土曜日が来た。
真面目に午前中の授業を受けつつも少し樹理ちゃんの事が気になっていた。

授業が終わって一旦部屋に戻ると奥田は既に帰っていた。
「今日は樹理ちゃんとデートだねー。まあ頑張れって。」
そう言って奥田は栄養ドリンクを俺に渡す。
そんなもん買ってあるのかよ…。
「俺、昼飯食ったし今日は外出許可取ってあるからもう出るわ。ごゆっくり。」
奥田、外出許可まで取ってるの?どこ行くんだろ?

俺はまだ昼御飯も食べていない。
食堂へ向かうとちょうどピークなのか食堂は混んでいた。

その混んでる中でも目立ってる女子がいる。

高津樹理…。

やっぱり美人だなぁ…。こんだけ生徒おっても目立つんだもんな。

俺は自分の食事をトレーに乗せると樹理ちゃんの隣に向かった。

「待ち合わせ前に会っちゃったね?」
樹理ちゃんの後ろに立って声をかける。
言った後になーにが間に合わせ前に会っちゃったね?だ、こっぱずかしい!!と自分にツッコミ入れていた。

「先輩、こんにちは」
振り向く樹理ちゃんはやっぱり美人…。
だけど…。
何かクールなのかこっぱずかしい台詞に対して軽蔑してるのかその笑みは冷たかった…。

と、思ったら。

明らかに俺ではなく食堂の周りの雰囲気を気にしていた。

ま、俺も生徒会長とかやってるから一応有名人だし、樹理ちゃんは新入生三大美人とか言われてて注目されてるし…。


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