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第7章 セカンド・ラブ

ふぅん、紗弥加ちゃんってこんな声で喘ぐんだ。
紗弥加ちゃんって一年の頃は彼氏がいたけど別れてからは遊んでるって聞いた。
見た感じそんなビッチっぽくないのにな。
「阿部くん…。気持ちイイ…。ああんっ。」
正常位で挿入して最後はバックで射精した。

また違う女の子と寝た。
ルーティーンのように毎週末相手を変えてセックスしている。
女の子と寝るのは大好きだし、勉強とかやることやってるし、嫌がる相手と寝たりはしない。
本気にさせない、あくまでも遊びだと割り切ってもらえるような距離感は持っている。
高校生としてどうなの？って言われるかも知れないけどこの学園じゃこれが日常茶飯事。
ただ。
いつも女の子を帰した後に虚しくなる。
そして一人残されたベッドの中で思い浮かべるのははるか先生のことだったりする…。

今夜は注文していたモー娘。のDVDが来たので奥田と一緒に鑑賞会をしようとしていた。
だから俺も奥田も女の子の部屋に行ったりせずに二人とも部屋にいる。
「阿部ってさ、絶対リーダーがタイプじゃね？」
奥田の指摘は正しい。
「ああ。この中では譜久村さんがタイプだよ。」
「巨乳でなんか表面はお嬢様だけどどこかしらエロくてムチムチって。」
「あーあー否定はしねぇよ。そう言うお前はどうなの？」
「うーん…。皆好き。」
「ああ…。さすがDD(誰でも大好き)…。」
奥田らしい答えだと思った。
奥田はアイドル好き。それもダンスガッツリ系のアイドルが好き。
E-girlsもモー娘。もPerfumeも好きだしけーK-POPもネットとかで観てたりする。
48Gやハロプロで誰が上手いとかやたらと詳しい。
「鞘師さんが好きだったなぁ…。」
コイツうちの学園にいなかったらドルヲタか自分がダンスやってるかのどちらかだったと思う。
女子の間でもアイドル好きな子はいるので奥田はそういう話で色んな女の子と喋ってる。

俺は実はそんなに女の子と話せない。
部屋で一人で本読んだりゲームしてるのが好きだったりする。
樹理と初めてセックスした時奥田からDVDとか借りてE-girlsとか好きですーみたいな武装をしていたけど、今は読書とゲームが趣味ってこと、樹理にバレている。