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私立S学園高等部
第7章 セカンド・ラブ
樹理も読書は好きみたいだし、パズルゲームは好きみたいでスマホのそういうゲームを一緒にやってたりする。
俺のそういう素を知ってるのってこの奥田とか樹理とか本当に少ない。

「阿部って樹理ちゃんのこと好きだよな?」
突然奥田がそんなこと言い出したので俺は飲んでいたコーラでむせた。
「何だよ、唐突に…。」
「お前俺が樹理ちゃんとセックスすると寂しそうな顔をするのな。」
「マジ?そうなの?」
そう映ってるの、俺…。
「何か樹理ちゃんから目をそらす為に他の女の子と寝てる感じ。」
俺は少し悩んで言った。
「樹理から目をそらす為じゃなくてはるか先生のことを忘れる為やわ。」
奥田は俺がはるか先生のことを好きではるか先生が亡くなってショックを受けてることを知ってる。
「勿論阿部がはるか先生のことを未だに引き摺ってるのは知ってるけど。でも樹理ちゃんは他の女の子と扱い違うんじゃね?」

俺はポテトチップスの袋を開けた。
風呂入った後にコーラとポテチとかヤバイよな。
「お前今日掃除機かけたのにいきなりポテチ食うとか!?」
奥田は綺麗好き。俺も奥田も小学部上がりで掃除や整理整頓は厳しく仕込まれた。俺も掃除も整理整頓もある程度やるけど奥田ほど几帳面ではない。
「あーごめん。でも何か食いたくなっちゃって。奥田も食べん?」
「あ、貰う。」
モー娘。のliveはまだ続いてる。
「そう言う奥田こそ樹理と付き合う気無いの?」
「えっ!?」
奥田はビックリした。
「俺、樹理がツラだけで大したことない連中と寝るのは嫌だけどお前と樹理が付き合うってなら寂しいけど喜ぶわ。」
「何だよそれー!!いや、樹里ちゃん可愛いけどそんなこと考えたこともなかったわ!!」

「阿部と樹里ちゃんお似合いだと思うし阿部は何だかんだで樹里ちゃんのこと気にしてるじゃん。」
「気にはしてるけどさ…。俺、樹理の初体験の相手してからは一度もヤッてないし、なんかその…。」
どう言ったら良いんだろ?
確かに気に入ってるけどさ。

恋みたいなギュッと胸を掴まれたりは無くって。
樹里を思って切なくなったりもしないし。

そういう気持ちに俺をさせるのはまだはるか先生だけで。

そうでなかったら樹理が色んな男と寝ている現状を静観できる訳もないし。
樹理か奥田のどちらかが望むなら二人のキューピッド役をやっても良いと思ってるし。



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