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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
「今日高等部の入学式だってなぁ…。なぁ、とっちー、聞いてる?」
「え?あ、ああ…。」
聞いてるさ。その事を考えてたんだし。
「あ?はるか先生の娘ちゃんのこと考えてたの?」

ビクッ!!

「図星ですか、栃本くーん。」
黙って過ごそうかとも思ったけど答える。
「あー。せりなちゃんのこと考えてたよ。今日入学式だなぁ、って。」
「とっちー、狡いよなぁ!!高等部の憧れの美人教師だったはるか先生とも付き合って、で次の彼女がそのはるか先生の娘ちゃんでこれまたはるか先生似の美人なんでしょ?」
「そんな似てねーよ。」
見た目はな。
「えー!?でも美少女って聞いたぜ‼」
「少なくとも三年前は美少女だったし写真とかで見る限りは変わらず美少女だな。」
「まだ小学部の内に手をつけるなんて憎いねぇ。」
「あーうるせぇなぁ。そう言う大地、お前ミキちゃんとどうなったの?」
「その話はやめてー」

大学の食堂。
桜は辛うじて咲き始めたところか。
高等部の寮では同室で大学でもつるんでる河崎大地に冷やかされながら俺、栃本英司はせりなちゃん、そしてはるかさんのことをぼんやりと思い出していた。

牢獄みたいな中等部と違って高等部なら比較的自由度が高い。
特に学園内恋愛に関してはやりたい放題…。
まあ現実に俺も高等部時代はるかさんと堪能してた訳だし…。

「でもとっちーさ、はるか先生が入院してからやつれていってはるか先生亡くなった時は憔悴しきってて大丈夫か、コイツ?と思ったけどせりなちゃんとくっついてから顔色みるみる良くなってて現金な奴め!!と思ったわ。」
「はいはい、俺は狡くて現金ですよ。」
大地、言いたい放題だな。

コーヒー飲み干しちゃった。おかわりしようかな。

「でも本当にせりなちゃんいてくれて良かったと思ったよ。お前せりなちゃんいなかったら死んでたんじゃね?」
「かもな…。」
確かにせりなちゃんは天使だと思った。

エロ天使だけどな。

「せりなちゃんとも三年ぶりの再会だけど、俺達が高等部進学したのがもう六年前の話なんだな…。懐かしいな。」
そう。はるかさんに初めて会ったのは六年前の事だった…。

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