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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
高等部一発目の試験が終わった。
まあまあ良かったよ。

古典、漢文を除けばね…。

「お前おかしいわ!!」
中等部からこの学校にいるのに未だに関西弁の抜けないクラスメートの山崎が俺に聞いてくる。
「何で英語や数学や化学とか政経とかほぼ満点で現代文も良かったのに何で古典だけ赤点なん!?」
「知るか!!」
こっちが聞きたいよ!!
「はるか先生にお呼び出しされたいからちゃうん?」
「ちゃうっちゅーねん!!」
何で俺まで関西弁になるんだ!?

それこそ学年の成績優秀者は全科目の合計点で発表されるので俺は学年でトップテンに入っていた。
けど赤点も発表される訳で…。

俺はこの高等部初の『成績優秀者なのに赤点』になったらしい…。

試験後に担任と進路担当と生徒の三者面談があるんだけど気が重かった。
担任がよりによって古典、漢文担当だし…。

「栃本君は内部進学志望でしたっけ?」
「はい。」
「古典や漢文出来たら国公立やそれこそトップ私大も全然問題ないのに…。」
「出来たら…。」
「栃本は中等部の頃から古典が苦手だったみたいですね…。」
「栃本君、補習必ず来てね。栃本君一人だけど。」
「はいっ!?」
え?古典の補習俺だけ!?
「今回そんなに易しい問題でも無かったけど平均点も高くて赤点栃本君一人なの。」
「ふぇっ!?」

まーじーかーよー!!

古典漢文赤点は学年で俺だけで、俺がはるか先生にマンツーマン補習を受けるって噂は瞬く間に広まった。
「とっちー、けしからん!!」
「知るかよ!!」
「女子の間でもイケメン栃本君が岬先生に喰われるって噂になってるぜ?」
「知らねー!!」

マンツーマン補習、と言っても補習の前に課題のプリントがどっさり出た。
先輩方から聞いてたけどはるか先生は元から宿題も多いしその美貌からは想像つかない鬼教師なのだ…。

部屋に帰ってきて大地に泣きつく…。
「大地くーん何とかしてー!!」
「お前はのび太くんか?俺はドラえもんじゃねー!!」
「そんな冷たいこと言わないで…。こないだエロDVD貸したじゃん…。」
「俺に頼っててあのはるか先生の補習についていけるわけ?」

確かにそうだよな…。

泣く泣く辞書や教科書や参考書とにらめっこしながらプリントを解いていく。
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