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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
気が付けば毎週土曜日の午後は大学の図書館に通ってた。
そしてはるか先生に声を掛けられるのを待つ自分がいた。
でもそれは恋ではなかった。
俺は自分で勝手にはるか先生を友達とか同士だと思っていた。
そしてはるか先生も用事が無い土曜日の午後は図書館に来て俺の隣に座っていた。
大学の図書館に高等部の奴も何人か居ただろうけど別に俺達に気を止める人もいなかった。
まあうちの高等部、先生と生徒のカップルも普通に居るので噂になった所でお互いちょっと参ったなーと苦笑いして否定するだけなんだけど。
ただ娘さんが見たらどうなんだろうなぁ…。はるか先生は娘はそんなことで動揺しないって言っては居たけど。
期末試験は古典、漢文は赤点では無かった。
一応平均点程度の成績。
それでも他の教科がほぼ満点に近いのではるか先生は「栃本君ならもっとやれるのに」
と不満だった。
今回の試験は学園三位。
進路面談で進路指導の先生に「外の大学受けろ」「国公立大学も圏内」と散々勧められた。
夏休みが来た。
俺の両親は共に海外で暮らしているので帰省とかすることもない。
夏休みだからと言って寮から簡単に出られる訳じゃない。
学内の施設は開放されていたので水泳部が使わない日にプールで泳いだり、いつもの通り大学の図書館に出向いたり、大学のカフェテリアに入り浸ったり、寮で大地とゲームに明け暮れたり。
そう言えば寮内で合コンした!!
大学のカフェテリアで高等部の男女八人で。あ、カフェテリア合コンだから昼間だし、アルコール無しで。
山崎とか既に彼女と別れそうなピンチに陥ってた大地とかと。
女子も一人はクラスメートで知ってる顔でちょっとやりづらかった。
大地は『とっちーが童貞卒業のための合コン』とか抜かしてたけど『余計なお世話じゃ!!』と思ってたし、実際の合コンも俺はやる気無くて、大地や山崎は必死だった。
でも女子は全員俺狙いだったらしいんだけど…。
カフェテリアで合コンしていたらふと見えた視界の先に子供を連れたはるか先生が見えた。
女の子だからあれがはるか先生の娘のせりなちゃんか。思ってたより大きい娘さんだなぁ…。十歳位?
そしてはるか先生も美人だけど娘のせりなちゃんも可愛いなぁ…。これは五年も経てば…。
「栃本君?聞いてる?」
「え?あ?あ?」
「栃本君って普段どんなことしてるの?」
チッ、めんどくせー。
そしてはるか先生に声を掛けられるのを待つ自分がいた。
でもそれは恋ではなかった。
俺は自分で勝手にはるか先生を友達とか同士だと思っていた。
そしてはるか先生も用事が無い土曜日の午後は図書館に来て俺の隣に座っていた。
大学の図書館に高等部の奴も何人か居ただろうけど別に俺達に気を止める人もいなかった。
まあうちの高等部、先生と生徒のカップルも普通に居るので噂になった所でお互いちょっと参ったなーと苦笑いして否定するだけなんだけど。
ただ娘さんが見たらどうなんだろうなぁ…。はるか先生は娘はそんなことで動揺しないって言っては居たけど。
期末試験は古典、漢文は赤点では無かった。
一応平均点程度の成績。
それでも他の教科がほぼ満点に近いのではるか先生は「栃本君ならもっとやれるのに」
と不満だった。
今回の試験は学園三位。
進路面談で進路指導の先生に「外の大学受けろ」「国公立大学も圏内」と散々勧められた。
夏休みが来た。
俺の両親は共に海外で暮らしているので帰省とかすることもない。
夏休みだからと言って寮から簡単に出られる訳じゃない。
学内の施設は開放されていたので水泳部が使わない日にプールで泳いだり、いつもの通り大学の図書館に出向いたり、大学のカフェテリアに入り浸ったり、寮で大地とゲームに明け暮れたり。
そう言えば寮内で合コンした!!
大学のカフェテリアで高等部の男女八人で。あ、カフェテリア合コンだから昼間だし、アルコール無しで。
山崎とか既に彼女と別れそうなピンチに陥ってた大地とかと。
女子も一人はクラスメートで知ってる顔でちょっとやりづらかった。
大地は『とっちーが童貞卒業のための合コン』とか抜かしてたけど『余計なお世話じゃ!!』と思ってたし、実際の合コンも俺はやる気無くて、大地や山崎は必死だった。
でも女子は全員俺狙いだったらしいんだけど…。
カフェテリアで合コンしていたらふと見えた視界の先に子供を連れたはるか先生が見えた。
女の子だからあれがはるか先生の娘のせりなちゃんか。思ってたより大きい娘さんだなぁ…。十歳位?
そしてはるか先生も美人だけど娘のせりなちゃんも可愛いなぁ…。これは五年も経てば…。
「栃本君?聞いてる?」
「え?あ?あ?」
「栃本君って普段どんなことしてるの?」
チッ、めんどくせー。