この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
八月の終わり。
せりなちゃんが学園内の実験教室で昼間居なくて。
はるか先生も仕事を休める日にデートすることになった。
大地にはいつデートするかも嘘の日程を教えた…。ごめん…。
取り敢えずいつもの大学の図書館で待ち合わせしてそこからカフェテリア行ってお茶して、せりなちゃんのお迎えに行かなきゃ行けないので夕方には解散、という流れ。
いつものように食堂で昼飯食ってたら山崎が
「おーい、とっちー、今日プール行かへん?」
と聞いてきたけど
「ごめん。俺、今からちょっと行かなきゃいけない所あるんだ。」
「あれ?とっちー今日なんかええかっこしてるやん?」
何でコイツは普段鈍感なくせにこういう時だけ鋭いの!?
「あーちょっと新しく服買ったから着てみたくなって。」
最近親からお小遣い振り込まれたしソッコー服とか靴とか買いましたよ!!
「へぇ。似合うやん。」
「ありがとう。」
山崎をうまくかわし、その後念入りに歯磨きして、何度も何度も鏡を見て大学の図書館に向かう。
いつもの席に座る。
普段からはるか先生を待ってる部分はあったけど、今日はガチガチに緊張して待っていた。
隣の席にさりげなく座り、耳打ちされる。
「栃本君、お待たせ。」
いつもはかっちりした服が多いんだけど今日は『ゆるふわファッション』。
「こんにち…わ…。」
俺、緊張し過ぎて噛む…。
「栃本君?緊張してる?」
「そ、それはまあ…。」
「えー?いつもと変わんないじゃん?」
確かにいつもここで会ってる訳だからそうなんだけど…。
「こっち向いてよ…。」
はるか先生が俺の右腕を引っ張る…。そして俺はその先生の仕草に心臓が…。
落ち着け俺!!
ゆっくり右を振り向くといつもより薄いけど可愛らしいメイクでいつもより幼い雰囲気のはるか先生がいた。
目が合って恥ずかしくなって目を逸らそうとしたらはるか先生の表情が曇った。
「栃本君っていつも私のことちゃんと見てくれない…。」
「それは恥ずかしいからですよ…。」
あーなさけねー。
目くらい合わせろよ、俺!!
頑張ってはるか先生に向き合うとはるか先生は満面の笑みを浮かべた。
反則です。可愛いです。
せりなちゃんが学園内の実験教室で昼間居なくて。
はるか先生も仕事を休める日にデートすることになった。
大地にはいつデートするかも嘘の日程を教えた…。ごめん…。
取り敢えずいつもの大学の図書館で待ち合わせしてそこからカフェテリア行ってお茶して、せりなちゃんのお迎えに行かなきゃ行けないので夕方には解散、という流れ。
いつものように食堂で昼飯食ってたら山崎が
「おーい、とっちー、今日プール行かへん?」
と聞いてきたけど
「ごめん。俺、今からちょっと行かなきゃいけない所あるんだ。」
「あれ?とっちー今日なんかええかっこしてるやん?」
何でコイツは普段鈍感なくせにこういう時だけ鋭いの!?
「あーちょっと新しく服買ったから着てみたくなって。」
最近親からお小遣い振り込まれたしソッコー服とか靴とか買いましたよ!!
「へぇ。似合うやん。」
「ありがとう。」
山崎をうまくかわし、その後念入りに歯磨きして、何度も何度も鏡を見て大学の図書館に向かう。
いつもの席に座る。
普段からはるか先生を待ってる部分はあったけど、今日はガチガチに緊張して待っていた。
隣の席にさりげなく座り、耳打ちされる。
「栃本君、お待たせ。」
いつもはかっちりした服が多いんだけど今日は『ゆるふわファッション』。
「こんにち…わ…。」
俺、緊張し過ぎて噛む…。
「栃本君?緊張してる?」
「そ、それはまあ…。」
「えー?いつもと変わんないじゃん?」
確かにいつもここで会ってる訳だからそうなんだけど…。
「こっち向いてよ…。」
はるか先生が俺の右腕を引っ張る…。そして俺はその先生の仕草に心臓が…。
落ち着け俺!!
ゆっくり右を振り向くといつもより薄いけど可愛らしいメイクでいつもより幼い雰囲気のはるか先生がいた。
目が合って恥ずかしくなって目を逸らそうとしたらはるか先生の表情が曇った。
「栃本君っていつも私のことちゃんと見てくれない…。」
「それは恥ずかしいからですよ…。」
あーなさけねー。
目くらい合わせろよ、俺!!
頑張ってはるか先生に向き合うとはるか先生は満面の笑みを浮かべた。
反則です。可愛いです。