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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
二人でコーヒーを飲みながら他愛ない話。
「TVでも観る?」
今日なんかやってたっけ?
「あ、そういえばあのドラマやってるよね?」
そうだ、はるか先生が図書館で原作読んでたドラマ。
「観る観る。」
ドラマはまだ始まったばかりだった。
比較的違和感の無いキャスティングなので楽しめる。
結末は知ってるけど『あーそう言えばこんな話だったなー。』と思い出しながら観ていた。

はるか先生の距離が近くて手や肩が触れる。
ドキドキしてはいるんだけど時間が経つにつれてなんか居心地の良さを感じていた。

ドラマが終わって次の番組をそのまま観ているんだけど会話は途切れがちになった…。

「TV…消す?」
「うん…。」
確かに今の俺にはTVはノイズでしかなかった。もしかしてはるか先生も?
距離が近すぎて隣のはるか先生をチラ見しか出来ない。
でも。
はるか先生はガン見してくる…。

「私、栃本君が好きだから。」

うひょー!!

マジかー!!

栃本英司フリーズ…。

「栃本君?」
「あ、いや、その…。びっくりして…。」
「えー?そうでなきゃ部屋に呼ぶわけないじゃん!!デートも何回もしてるしー!!」
いや、そうなんだけどそうなんだけどそうなんだけど…。
「いや、その、先生は憧れの人で…その…。」
「その先生ってのやめてよ!!」
ハッ!!とはるか先生の方を振り向いたら。
はるか先生は泣いていた。

俺は男としてやっぱり情けない…。

はるか先生は本気で俺が好きでアプローチしてくれたんだ。それなのに俺は向き合えてなかった。
こんなに綺麗でこんなに魅力的で尊敬出来る女性なのに。
確かに憧れとか尊敬とか少し遠い存在だと思っていた。
でもはるか先生は俺の隣に来てくれた。


「はるか…さん…。」
俺ははるかさんの顔をしっかり見据えて…。
はるかさんの頬に手を伸ばして…。

ガチガチに震えながらキスをした…。

震え過ぎてカッコ悪いキスだった。
はるかさんの唇にちゃんとキスできるか必死でギリギリまで目を開けてて、キスした後に目を閉じたし。
震えてる自分にびっくりしてホンの数秒で離してしまった。

初めてのキスは散々だった。

けど。

「栃本君、嬉しい!」
とはるかさんに抱きつかれた。
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