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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
コーヒーとトーストの匂いで目が覚めた。
服を着てベッドルームから出るとはるかさんは既に朝食を用意していた。
「あ、おはよう。よく寝た?」
「うん…。」
はるかさんは部屋着を着て髪の毛も軽く括っていた。
そんなはるかさんを見ながらふとはるかさんの体のラインを思い出して…。

イカンイカン。

「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」
「えっと誰の歌だっけ?百人一首の歌だよね?」
「藤原義孝。意味は分かる?」
「えっと後朝の歌だよね?」
思えば今の俺達も『後朝』なのか。
初めて結ばれた後の朝。
すぐに帰らなきゃいけないってことは無いけど明日から学校だしお互い日常に帰る。

「貴方に逢えるのならこの命も惜しくないと思っていたけど貴方に逢ってしまった今は長く生きていたいと思うよ。」

それははるかさんからの『後朝の歌』だった。

「じゃあ俺も…。明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな。明日が来たらまた会えるとは分かってるけど離れなきゃいけない朝が恨めしいよ…。」

今思えば。
はるかさんはこの頃から予感があったんだろうか?
体調を崩すのは俺が高三に進級してからだったけど…。

そこからの日々は本当に幸せで宝物だった。

はるかさんはせりなちゃんと仕事を優先していたけどその次が俺。
金曜と土曜の内試験期間とかじゃなかったら片方はせりなちゃんが泊まりに来て、もう片方は俺が泊まりに行った。

学校では時にこれまでと変わらず教師と生徒のままだったと思う。
図書館でも普通に今まで通り会ってたし。

大地や山崎を始めとする友達には彼女が出来て童貞を卒業したことは伝えたけど『先輩』とだけ伝えてはるかさんの事は黙っていた。

はるかさんはせりなちゃんには彼氏が出来たことはまだ伝えて無いと言っていた。

そして童貞を卒業した俺は…。
完全にやりたい盛りで…。
はるかさんに会うともうすぐにべったりくっついてすぐにベッドに連れて行った。
「本当に英司くん頭の中エッチのことばっかり…。」
はるかさんから成績落ちたらエッチお預けだからね?と言われていたので勉強も頑張った。
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