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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
俺が高三になり、せりなちゃんが小六になった春。
新学期早々、はるかさんが授業中に倒れ救急搬送された。

「おい、とっちー!!はるか先生授業中に倒れて病院に運ばれたぞ!!」
山崎のクラスの授業中のことで山崎はすぐに俺のクラスまで教えに来てくれた。
「え?マジで!?」
どこの病院だよ!?
授業が終わって病院を聞き出してせりなちゃんを連れて病院に駆けつけた。

「ちょっと疲れてたのかな?過労だって。」
泣きじゃくるせりなちゃん。
「じゃあすぐに退院できるの?」
「まだすぐって訳にはいかないみたい。でもまあその内退院できるよ。」
「とにかくゆっくり休んで…。何か俺に出来ることがあったら言って。」
「有難う…。」

一週間とかまあせいぜい二週間位かなぁ、と思っていたらはるかさんはGWに一時帰宅したのみでまた入院。はるかさんは休職することになった。

高等部の生徒は学園内は出入り自由なんだけど学園外への外出はままならない。
毎日でもお見舞いに行きたいけど学校から下りた許可は週に一度だった。
でも出来る限り都合をつけてせりなちゃんと一緒にお見舞いに行った。

「英司君、お見舞いも良いけど試験勉強しなさいよ。内部進学は内申点重視だから普段から真面目にしてないと。まあ英司君は心配してないけどね。問題はせりな…。せりな、勉強してる?」
せりなちゃんは黙り込んだ。
その日の通院の帰り、せりなちゃんは落ち込んでいた。
「せりながもっとちゃんとしないとお母さんが困る…。」
「そうだよ…。勉強分からない所とかある?俺で良かったら教えるから。」
「英司お兄ちゃんありがとう…。」
一方の俺は成績は少し落ちていた。
勉強してない訳じゃない。勉強はしていた。
食欲も落ち、眠りも浅い気がした。
はるかさんに会えない、はるかさんを抱けない、そしてはるかさんが苦しんでるのに何も出来ない…。


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