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私立S学園高等部
第2章 美人教師と忘れ形見
「お母さんこんなに写真撮ってたんだぁ…。」
せりなちゃんがビックリしながらアルバムを捲る。

「せりなちゃん…。写真とかアルバム持っていく?俺にも何枚かちょーだい。」
「うん。」
ホンの数枚、はるかさんの写真と俺とはるかさんと二人で撮った写真と俺とはるかさんとせりなちゃんの三人で撮った写真を貰うことにした。

はるかさんの家電とか家具とか鍋とかははそのまま持っていく。学園内の引っ越しとは言え一応業者も頼んである。段ボールに詰める物は今日の内に詰んでおく。

はるかさんの服などはせりなちゃんが片付けている。
「せりなちゃん、まだまだ着れそうな高い服とか鞄とかアクセサリーとか持って行ったら?」
「わたし、こんな服着ないもん。」
「せりなちゃんもすぐに大人になるって。もうすぐ中等部でしょ?」
「せりなが中等部に入ったらお兄ちゃんに会えなくなるね。」
中等部は外出完全禁止だし校舎も寮も異性の立ち入り禁止。
三年間会えないのか…。メールとかはマメにしようとは思ってるけど…。
でもこの子は三年後どんだけ綺麗になるんだろう?
「それともお母さんが亡くなったからもう英司お兄ちゃんとせりなが会うことも無いのかな?」
せりなちゃん…。そんな寂しいこと言うなよ…。
「せりなちゃん…。俺も大学部で寮に入るし、高等部に進級したら会えるよ。」
俺は荷造りの手を止めてそばにいたせりなちゃんの頭を撫でた。
可愛い。
恋人の娘というより妹のような存在。
はるかさんは亡くなったけど見守りたい。それははるかさんの遺志だけではなく。

でもその気持ちは一気にぐらつく。

せりなちゃんに抱きつかれたのだ…。
「せりなちゃん…。」
せりなちゃんからしたら兄と慕う俺に甘えて抱きついてくれたんだろうけど…。
俺に抱きついたせりなちゃんの体はすっかり女らしくて俺は思わず男として抱き寄せていた…。

そしてふとはるかさんの台詞が甦る。

『せりなは女として貴方のことが好きよ。』

まさかね…。まさか…。
そんなことねーよ、俺こんなことしちゃダメじゃん、とせりなちゃんを抱く手を緩めたら。
俺を見上げるせりなちゃんと目があって…。
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