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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
せりなちゃんは中等部では存在は知ってたけど全く話したことは無かった。
中等部では目立ってなかったけど『あーこの子可愛いなー』とは思っていた。
現実にせりなちゃんは高等部で男子の注目の的だった。
せりなちゃんが同室と聞いたとき大人しそうだから静かに勉強出来るかな?と思った。
最初はお互い話しかけられなくてあんまり会話も弾まなかったけどGW辺りには結構話せるようになった。

せりなちゃんは毎週末彼氏の所に泊まりに行く。
せりなちゃんから彼氏の話をしてくれた。
大学部に彼氏がいる、小学部の頃から好きだったってことや、かつて高等部で教師をしていた亡くなったせりなちゃんのお母さんと付き合ってたとか…。

何よりイケメンで超かっこいいとか。

のろけかよ、と思っていたけど実際に大学の図書館でお会いしたら超イケメンでこれはのろけて当然だと思った。
そしてその超イケメンとせりなちゃんは超お似合いだった。
イケメンなだけじゃなく、私みたいなつまらない女子にも優しく声をかけてくれるし、話も知的で面白い。

だから高等部のその辺の雑魚なんかせりなちゃんが相手する訳ねーじゃん。

GWにはその『新高1三大美人』もそれぞれに違った男性関係を送っていた。

大学部の彼氏とラブラブのせりなちゃん。

生徒会長を始め高等部でも有名なイケメンでチャラい男子生徒達と浮き名を流している高津さん。

入学して即処女を捨ててそこから毎週末はとにかく男子生徒と寝ていて噂では乱交みたいなこともしているらしい坂口さん…。

そして三大美人とか浮かれていた男子生徒達も大半はしっかりと彼女を掴まえていた。
勿論大半の女子生徒もGW辺りには彼氏が出来て初Hを済ませていた。

そう、大半は。

大半。

私は大半に入れていない…。

私は学園内では『有名人』らしい。
中等部から高等部への進級試験は一位、そして高等部入って初めての試験も一位。
名前で呼んでもらえず『優等生』なんて有り難くないあだ名で呼ばれているのはその為。

全寮制のこの学園はお金持ちの子女が色んな事情で入学しているパターンが大半なんだけど私は違う。
すんごい田舎のまともな学校も無いような山奥の出身で子供の頃から成績が良かった私に両親がこの学園の特待制度を勧めてくれた。
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