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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
「へー。好きな人と結ばれたいとか畠山さんの口から出てくるか。」
「うるさいなー!!どうせ勉強しか取り柄無いもん。どうせ可愛くないもん。どうせ恋とか似合わないもん。どうせモテないもん。」
どーせ、どーせ、どーせ。

せりなちゃんとか見てたら自分と差がありすぎて泣けてくる。

「まあ俺もどーせ童貞だしな…。」

季節は秋。どんどん気温が下がっていく。
せりなちゃんも志帆ちゃんも幸せそう。
私や真中君は相変わらず愚痴愚痴で。

せりなちゃんが最近スキンケアとか凝ってる。
「メイクとかはあんまりするなって英司さん言うのね。でも日焼け止めとかはちゃんとした方が良いんじゃね?って。」
せりなちゃんは素っぴんでも可愛いしせりなちゃんはあんまりメイクとかしない方がイメージに近いよ。

せりなちゃんはシートマスクをデートの前の晩には欠かさずやっている。
「それなんか効果あるの?」
「何となくだけど肌がプルプルになる気がするし、気持ちいいよ。」
「ふう…ん…。」
「ほら、喬子ちゃんも一枚使ってみたら?」

勉強で疲れて少し休みたい時とかに使ってみることにした。
確かに気持ちいいなぁ…。肌がプルプルとかはわからないけど。
シートマスクしたからって美人になるともモテるとも思えないけど、勉強のストレス発散にお菓子食べるより良いかも。

「喬子ちゃんもヘアアレンジとかしたら良いのに。」
「めんどくさいしそういうの苦手だし似合わないよ。」
「えーそうかなぁ?私癖毛だから喬子ちゃんのストレートヘア超羨ましい。」
髪の毛見事なまでの直毛なんだよね。
でもそれで良かったとか考えたことなかった。
「喬子ちゃん、ツインテールとかしてみたら?」
ありえねー!!
「何で私がツインテールしなきゃならないのよ!?」
「えー!?今度私と一緒にしない?お揃いで?」
「ええー!!」

せりなちゃんに説き伏せられ体育の授業のない日に私とせりなちゃんとお揃いでツインテールで登校した。

朝、クラスメートが『ギョッ!!』とした目で私を見た…。
だからやめようって言ったのよせりなちゃん…。
ところが。
午後になるとクラスメートから。
「朝畠山さんがツインテール!?有り得ねー!!って思ったけど慣れたら別に違和感無いわ。」
「ツインテールの優等生も悪くないんじゃない?」
と言われた。

可愛いとは言われんかったけどな!!
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