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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
寮に帰ってせりなちゃんにその話をした。
「ねっ。おかしくないよー。」
「でも可愛いとは言われなかったよ。せりなちゃんは可愛いとか言われたでしょ?」
「英司さん以外の男子に可愛いって言われても別にぃ。」
グギギ。
のろけかよ?
さらに男子に可愛いって言われたってことかよ?
「でも喬子ちゃん、ツインテールよりこっちが似合うかも?」
次の日、せりなちゃんは私の髪の毛を編み込みにした。
「おお、優等生、似合うやん。」
「畠山さん、それアリ!!」
編み込みは朝から好評だった。
女子はほとんど褒めてくれた。
男子もちょっとだけど褒められた!!
ホンの三人だけど!!いや、三人も!!
そして放課後、大学の図書館に行ったら真中君に会った。
「あれ?畠山さんいつもと髪型違う?」
「うん、せりなちゃんがしてくれたの。」
「さすが岬せりなちゃん。やることが可愛いなぁ!!」
なんじゃそりゃ。
私よりせりなちゃんすか…。
「ん?どした?何怒ってるの?」
「どうせ私は可愛くないもん。」
「え?可愛いって言われたいの?」
私は頷く。
「たまには言われたい…。」
「悪くないけど可愛いって言うには物足りないな。」
うう…。
本気で落ち込む。
悔しい…。
寮に帰って来てせりなちゃんに言った。
「髪型、似合うって好評だったけど可愛いとは言われなかった。」
「えー喬子ちゃんいつもより可愛いよ。」
「真中君には『悪くないけど可愛いって言うには物足りない』って言われた。」
「えー何それ!?酷い!!」
せりなちゃんの怒った顔も可愛い…。
あー確かにせりなちゃん観てたら私なんて可愛くないかも…。
「喬子ちゃん!!」
「あ、はい…。」
「真中君に可愛いと言わせよっ!!私、協力するから!!」
「え?あ、はい…。」
せりなちゃん、凄いやる気だ…。
確かに男子に可愛いと言われたい。
まあ真中君にも可愛いと言われたい。
でもさ。
自分が可愛いとは別の世界にいるのは重々承知している。
可愛いより勉強してる方が性に合ってるとは思うし。
わたしが…可愛い…?
「ねっ。おかしくないよー。」
「でも可愛いとは言われなかったよ。せりなちゃんは可愛いとか言われたでしょ?」
「英司さん以外の男子に可愛いって言われても別にぃ。」
グギギ。
のろけかよ?
さらに男子に可愛いって言われたってことかよ?
「でも喬子ちゃん、ツインテールよりこっちが似合うかも?」
次の日、せりなちゃんは私の髪の毛を編み込みにした。
「おお、優等生、似合うやん。」
「畠山さん、それアリ!!」
編み込みは朝から好評だった。
女子はほとんど褒めてくれた。
男子もちょっとだけど褒められた!!
ホンの三人だけど!!いや、三人も!!
そして放課後、大学の図書館に行ったら真中君に会った。
「あれ?畠山さんいつもと髪型違う?」
「うん、せりなちゃんがしてくれたの。」
「さすが岬せりなちゃん。やることが可愛いなぁ!!」
なんじゃそりゃ。
私よりせりなちゃんすか…。
「ん?どした?何怒ってるの?」
「どうせ私は可愛くないもん。」
「え?可愛いって言われたいの?」
私は頷く。
「たまには言われたい…。」
「悪くないけど可愛いって言うには物足りないな。」
うう…。
本気で落ち込む。
悔しい…。
寮に帰って来てせりなちゃんに言った。
「髪型、似合うって好評だったけど可愛いとは言われなかった。」
「えー喬子ちゃんいつもより可愛いよ。」
「真中君には『悪くないけど可愛いって言うには物足りない』って言われた。」
「えー何それ!?酷い!!」
せりなちゃんの怒った顔も可愛い…。
あー確かにせりなちゃん観てたら私なんて可愛くないかも…。
「喬子ちゃん!!」
「あ、はい…。」
「真中君に可愛いと言わせよっ!!私、協力するから!!」
「え?あ、はい…。」
せりなちゃん、凄いやる気だ…。
確かに男子に可愛いと言われたい。
まあ真中君にも可愛いと言われたい。
でもさ。
自分が可愛いとは別の世界にいるのは重々承知している。
可愛いより勉強してる方が性に合ってるとは思うし。
わたしが…可愛い…?