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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
面談後の真中君は荒れてた。
「この成績じゃ都内の医学部は厳しいんじゃないか?」
「国公立どころか私立でももっと数学出来ないとヤバイぞ。」
と担任にも進路指導にもネチネチ言われたらしい。
「そんなん分かってるっての。どうやったら成績伸びるか本当に知りたいわ。」
面談後に大学のカフェテラスで会って二人でお茶してる。
「あー俺、もうクリスマスは羽目外してやる!!」
「羽目外す?」
「クリスマスイブの日山田とか坂口さんとかうちの部屋でパーティするんだって。」

それってまさか…。

思わず唾を飲み込んだ。

山田君とか坂口さんって…。

学内でも有名なヤリマン、ヤリチンで。

パーティって。

乱交パーティじゃ…。

うん、寮で乱交してるって聞くし、この二人。

「俺もついに童貞卒業かな?」
真中君もその二人のパーティって位だからそういう想定で参加するのだろう。

そんなに童貞捨てたいのか。
いや、エッチしろとかけしかけたの私だけど。
「そんな所で童貞捨てて良いわけ?」
「いいじゃん。」
「好きな子がいないのは知ってるけどなんかそれって…。」

どう言えば良いんだろ?
せめて女の子を口説いてからしようよ、って思ったり。
好きな人が出来てからした方が良くね?と思ったり。

まあ他人の私がモヤモヤすることじゃないんだけど。

22日に終業式があり、その後すぐに実家に帰る子もいれば、クリスマスだけ騒いでから実家に帰る子もいたり、私たちのような冬休みも帰省もしない子もいた。

クリスマスイブはせりなちゃんはいつもの通り彼氏の部屋に泊まりに行く。
でもクリスマスのお昼はせりなちゃんがせりなちゃんの彼氏の部屋で鍋するから喬子ちゃんも来ない?と誘ってくれた。
ぼっちクリスマスかと僻んでいた私は大喜びで行くことにした。

そう言えばイブの夜って真中君、例のパーティなのかな…。

パーティの話を聞いた日から会ってないな。
最近自習室でも見ないからガリ勉止めたんだろうな。

あんだけ頑張ってるのにどうして成績伸びないんだろうな?
ヤりたいヤりたいずっと言ってたけどまさか本当に乱交パーティみたいなのに参加してまでしてヤりたいの?
なんか心配。

クリスマスイブはゆっくり起きて冬休みの宿題とか片付けつつ本を読んだりして、何時もより早めに寝た。
明日のせりなちゃんと彼氏さんとの鍋楽しみだなぁ。

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