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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
鍋をするのはお昼。
一応寮の門限があってその門限までに部屋に戻らないと閉め出されてしまう。
でも別に部屋に戻ってるかは確認とかされないので学園内なら他の部屋に泊まってしまえるんだけど。

一応待ち合わせは12時だった。

朝御飯を食べようと寮の食堂に行った。
朝御飯はセルフサービスでご飯と食パンと味噌汁とスープとサラダともう一品が用意されているのを自分でよそう。
食堂はほとんど人がいない。
こんなにガラガラとか珍しい。
皆昨夜のクリスマスイブで楽しんだりしたのかな?

誰か男子生徒が食堂のテーブルに突っ伏してる…。

あれ?

「真中君?」

真中君は私の声に振り返り少し驚いた顔をしたけどすぐに顔から表情が消え、力の無い声で
「ああ…。畠山さん…。」
と答えた。
「クリスチャンじゃないけどメリークリスマス。」
「ああ…。メリークリスマス…。」
私の台詞に面食らったようだ。

どうしたの?
昨夜どうなったの?
何でそんな落ち込んでるの?
聞きたいことは山のようにあるけど聞けなかった。

そして何故か私はこんなことを言っていた。
「真中君、今日暇なの?」
「あ、ああ…。」
「12時に大学のカフェテラスで待ち合わせ。OK?」
「はぁ?」
「今日、お昼せりなちゃんとその彼氏さんと私とで鍋するんだ。せりなちゃんに頼むから真中君もおいでよ。」
「…いいの…?」
取り敢えずせりなちゃんにLINEしてみる。
『せりなちゃん、お願いあるんやけど、今日の鍋パ、真中君も呼んでいい?』
さすがにせりなちゃんと彼氏さんと起きてて鍋の準備とかしてるかな?
すぐに既読になりせりなちゃんからすぐに返事が来た。
『いいよー!!』
「ほら、せりなちゃん良いって。三大美人のせりなちゃんと鍋出来るなんて真中君幸せ者よ!!」
「せりなちゃんの彼氏さんも一緒でしょ…。」
「何か不満なの?」
「いや、そのいいえ…。有り難いです…。」
私に睨まれてさらに落ち込む真中君。

12時大学のカフェテラス。
せりなちゃんと私と真中君が集合していた。
「あ、真中君とちゃんと喋るの初めてかな?いつも喬子ちゃんから噂は聞いてます。岬です。」
せりなちゃんが笑顔で挨拶するとあんだけ落ち込んでた真中君の顔がにやけた。

何コイツ!?
人が心配したってるのに。

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