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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
せりなちゃんの案内でせりなちゃんの彼氏の栃本さんの部屋に着くともう鍋の準備は出来ていた。
一応私も大学の売店でケーキとか買って来ていた。

私は栃本さんとも面識あるので軽く挨拶。
一方の真中君。
栃本さんを見て「うわ、イケメン。」とボソッと呟いてからまた借りてきた猫のように縮こまった。

栃本さんの部屋で栃本さん、せりなちゃん、私、真中君が鍋を囲んだ。

栃本さんがメリークリスマス!!って言うとそれぞれジュースだのお茶だのコーヒーで乾杯した。

鍋をつついていたら落ち込んでたり縮こまっていた真中君も喋るようになってきた。
そして栃本さんと二人で話すようになっていた。

大分場が和んできた時に真中君がボソッと言った。

「俺、昨日の夜失敗したんですよ。」
「失敗?」

「同級生の中でも時にヤリマン、ヤリチンと言われている連中とのパーティに誘われて、昨日行ったんですよ、童貞なのに。」
聞いている三人とも黙って頷いている。
「俺が童貞ってのはそのパーティの面子には話してはいました。で、パーティってやっぱり乱交パーティになっていったんですよね…。」
栃本さんもうちの卒業生で栃本さんの時代にもそう言う生徒はいたと後から聞いた。
「連中がガンガンやってるのを最初うわーとか思いながら見てたんですよ。生でエッチしてる所見てるーって。興奮もしていたけど好奇心の方が強かったかなぁ?」
「で、その内お前も来いよ、とか言われて。」
「女子二人に脱がされてキスされて…。俺のファーストキスが…と思うとちょっと虚しかったかな。」
「本当に見よう見まねでおっぱい触ったりしてたんですよ。初めて女の子のアソコとか見てビックリしながらも興奮して。色々と教えてもらって。でもアソコ舐めるとかはさすがに抵抗あったなぁ…。」
「えー!?クンニ女の子喜ぶよ!!」
イケメン栃本さんまさかの熱弁。赤くなるせりなちゃん。
このー。ちょっと羨ましい。

「で、フェラされたんです…。気持ち良くて…。出ちゃって…。」
「あー。」
「でその後立つのは立ったんだけど巧く入れられなくて、で女の子の方が導いてくれたんだけど入る前にまた出ちゃって…。」
しょんぼりしながらも真中君はカミングアウトした。
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