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私立S学園高等部
第3章 モテない優等生
一週間の内最低でもどこか一日は大学の図書館やカフェテラスか寮の自習室や食堂で会ってたのに。
避けられてる?

新学期早々凹むわ。

毎日落ち込んで部屋に帰り、せりなちゃんに話を聞いてもらい…。
ベッドに入るとあの日の事を思い出して泣いたり悶々としたり…。

こっちからLINEしてみようか?
でも怖い。
既読にならないのも怖いし既読になっても無視されても怖いし…。

それに何って切り出せば良いの?

新学期が始まって十日目。
全く音沙汰無かった。

怖いけどまあいっか。LINEしてみよう。と意を決した時だった。
せりなちゃんから聞いた。
「真中君入院してるらしいよ。」
「えっ!?」
「始業式の日は出席したらしいけど明らかにしんどそうでその次の日から欠席しててで、良くならなくて入院したって。」
「えーそうなの!?」
「うん。たまたま真中君のクラスの子と話してたら真中君ずっと休んでるって言ってて、英司さんに真中君にLINEしてもらって聞いたら入院してるんだって。」
「そんなに悪いの?何処が悪いの?」
「扁桃腺炎から中耳炎とか併発してかなり酷かったみたい。」
ええっ!?そうなの?
今、思い出すとあの日疲れた顔してた気はするけど…。でもしっかりエッチしてるわけだし…。
咳もしてなかったし声がおかしいとか感じなかったし…。

「どこの病院に入院してるの?」

うちの学園の寮に入ってる人が入院する場合、症状が重いなら医療センターだけど比較的軽いならすぐ近くの病院に入院するらしい。
真中君も近くに入院していた。
日曜日、外出許可を取って、栃本さんとせりなちゃんと一緒に真中君のお見舞いに行くことになった。
栃本さんからLINEでお見舞いに行くことは伝えてあるけど私が一緒ってことは内緒だった。

真中君。
首を洗って待ってなさいよ。
遊びだったとしたら?
許さない。
ビンタして泣くもん。

もし、万が一。

私の事を好きでいてくれるなら。

付き合って、欲しい…かなぁ…。
そばにいたいの。
もう一度一つになりたいの。

会うの怖いよ。
でも会いたいの。
体が心配なの。
そして会えたらきっと嬉しいの。

これって…。

好きなのね、私、真中君の事を…。
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