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気紛れマーメイド
第4章 馴れ馴れしいやつ
「男の事。知らん癖してなんであないな事するん?」
『…っ』
だって亜弥に言われたから…
『別良いでしょ?』
私は亜弥の為だったらなんでもしたくなるの。
それの何処がいけないってのよ…
「良くないわ。俺のや、言うたやろ。」
バサッー…
真っ黒なカラスみたいな羽を翻して私を睨み付ける
「蘭華、このままお前を上へ連れ去っても良いんやで」
『っ何言ってー…!』
「そしたらお前一生アイツに逢えへんな?あぁ、これ傑作!アイツとお前引き裂く大チャンスやん?」
目が笑っていないコイツに冷や汗を流す