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鏡よ鏡
第1章 *****
『騎士を5人呼べ!
分かっておるなッ』

婆は『……かしこまりました』
と下がり、
1分も経たないうちに騎士が5名姫の個室に現れた。



広く白いベッドが中央にある。

姫は花模様が着いた大きな楕円形の鏡を8枚、
ベッド周囲に並べてあった。
並べたのは勿論下僕たちだが―――。


5名の騎士は一列に並び姿勢を正したまま。


姫はネグリジェ姿になった。


『頭部の甲冑を脱げ』

数メートル先に並ぶ甲冑男たちが、
揃ってガチャリと頭の甲冑を脱いだ。


姫はしばらく眺めたあと………


『……左から二番、
三番。それに一番右端』


指名を受けたその3名は、片膝を着き『有り難き幸せ!』
と頭を下げる。


指名を受けなかった一番左、
右から二番目はというと………

ドアから素早く入ってきた下僕4人に抱えられ担がれ去っていく。

―――不要物は地下牢にて生のまま焼かれるのだ。
そして灰となり土の肥やしに使う。

阿鼻叫喚地獄を味わうか否かも姫の気紛れで決定された……………






姫はネグリジェを取って放り投げ、ベッドに仰向けになる。

『さぁ……早く!
わたくしを天まで突き上げてみせなさい』

3人の男たちは、
次々に姫にあやかるように若く美しい躯にかぶりつく。

『ああー!
ああッ』

『もっと………もっと突きなさいッ』

『このたわけッ、
もっと膨張できぬかッ』

『ああ〜ッ』

姫はイラつくことがある度、
こうして気紛れに騎士に抱かせてやっていた。

『姫さま、
素晴らしい肉感ですッ』
『美味い、美味い乳房でございますッ』
『ああ、こんな日が来ようとは!』
騎士たちは口々に姫を褒め称え、姫の肉体に溺れた。


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