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悪魔のささやき
第4章 噂のふ・た・り
するとそれを待ってたかのように、次は愁が目を開ける。

実は百花が目覚めてすぐに、愁も目が覚めていたのだ。

だから先程の百花の行動を全部把握してる愁は、隣でスヤスヤと眠っている百花が、可愛くてしょうがない。

百花の首の後ろにある腕をそっとずらし、身体を起こすと、軽く百花に被さり、百花と同じように、唇に口づけた。


『ずっと側にいるに決まってんだろ』


先ほど百花が小さく呟いたセリフに、1人答える。

そして今度は百花の首筋に顔を近づけて、強く吸った。

百花の白い肌に紅い華が咲いたのを確認して、身体を戻すと抱きしめ直し、愁もまた眠りにつくのだった。      
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