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王子さまの本音
第2章 手の感触


午前中の仕事を終え昼休みになるコーヒーを淹れ一息つこうとデスクから離れようとした時、財布を持った女が俺の前にやってくる


「流星さん、新しくできたばかりのランチの場所があるんですけど一緒に行きませんか~?」

「あーずるい私も誘おうと思ったのに」


一人また一人、昼を誘い来る女が群がる


(めんどくせーな)


避ける術を考えていると違う部署の女に声をかけられる


「すみません、流星さんちょっと聞きたいことがあって…」

「いいよ、ということでランチはまた今度ね?」




えーと文句を言いながら女共は昼へと出て行った



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