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王子さまの本音
第2章 手の感触


男の姿が見えなくなったのを確認し女に視線を移す


(やっぱり今日、信号のとこにいた子だ…)


「君、大丈夫?」

「は、はい…」

「震えてるね静かな場所で休もっか?」

「………っ」


うつ向いたままコクり静かに頷いた目の見えない彼女の手を繋いだ








静寂に包まれた公園には俺達しかいない


「ココア飲める?」

「はぃ…」

「じゃあどうぞ」

「ありがとうございます」



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