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猫好き男子と大人な部長
第6章 瑞穂に報告
「そっかぁ~、ホントにおめでとう! よかったね~!」
「瑞穂、宮沢君のことが好きって言ってたのに、祝福してくれるんだ……」
「当たり前じゃん! 確かに好きとは言ったし、別に嘘じゃないんだけど、本気で狙ってたわけじゃないよ。私だって、実現が難しいことくらいちゃんと分かってたからね~。私が欲しいのは、彼氏だよ、彼氏。そりゃ、宮沢君や高倉部長、丸岡君たちみたいなイケメンに憧れてしまうのは、致し方ないことでしょうが」
丸岡という人は、架恋たちより3歳ほど年上の、人事部所属の社員だ。
宮沢や高倉ほど顔立ちが整っているわけではないものの、「かっこいい」か「かっこよくない」かでいえば断然前者の部類に入るため、架恋も噂でその名前だけは聞いたことがあった。
また、後から聞いた話では、架恋や瑞穂の入社面接の際、面接官の一人を丸岡が務めていたということらしい。
架恋も瑞穂も、面接時のことは全く覚えていなかったが。
「瑞穂、宮沢君のことが好きって言ってたのに、祝福してくれるんだ……」
「当たり前じゃん! 確かに好きとは言ったし、別に嘘じゃないんだけど、本気で狙ってたわけじゃないよ。私だって、実現が難しいことくらいちゃんと分かってたからね~。私が欲しいのは、彼氏だよ、彼氏。そりゃ、宮沢君や高倉部長、丸岡君たちみたいなイケメンに憧れてしまうのは、致し方ないことでしょうが」
丸岡という人は、架恋たちより3歳ほど年上の、人事部所属の社員だ。
宮沢や高倉ほど顔立ちが整っているわけではないものの、「かっこいい」か「かっこよくない」かでいえば断然前者の部類に入るため、架恋も噂でその名前だけは聞いたことがあった。
また、後から聞いた話では、架恋や瑞穂の入社面接の際、面接官の一人を丸岡が務めていたということらしい。
架恋も瑞穂も、面接時のことは全く覚えていなかったが。