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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「瑞穂、色々ありがとう。ごめんね」
「いえいえ。あ、そういえば、指輪、やっと外したんだね」
架恋の右手を見ながら言う瑞穂。
今朝、悩んだ挙句、架恋は指輪を外してきたのだった。
そこで悩むということが、「まだ修馬の事を吹っ切れていない」という事実を示しているようで、それもまた架恋にとってはつらかったのだが。
修馬との楽しかった日々を思い出すと涙が出そうになるので、慌てて別の事を考えようとする架恋。
架恋は「うん、まぁ」と曖昧な返事だけ、瑞穂に返しておいた。
「いえいえ。あ、そういえば、指輪、やっと外したんだね」
架恋の右手を見ながら言う瑞穂。
今朝、悩んだ挙句、架恋は指輪を外してきたのだった。
そこで悩むということが、「まだ修馬の事を吹っ切れていない」という事実を示しているようで、それもまた架恋にとってはつらかったのだが。
修馬との楽しかった日々を思い出すと涙が出そうになるので、慌てて別の事を考えようとする架恋。
架恋は「うん、まぁ」と曖昧な返事だけ、瑞穂に返しておいた。