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猫好き男子と大人な部長
第14章 過ちを悔いる猫好き男子
 その後、ほんの少しの時間ではあるが、二人の間を沈黙が流れた。

 それをかき消そうと、時計を見て言う架恋。

「えっと、そろそろ……」

「時間を取らせてごめんな。話を聞いてくれて、ホントにありがとう」

「そんな……気にしないで……」

 修馬の気持ちが十分に伝わった架恋は、すぐにでも元通りの関係に戻りたい気持ちになってきていた。

 しかし、ここまで散々拒んだり避けたりしていたのに、唐突にそんなことを言う勇気が出ない架恋。

 修馬が会計を済ませてくれた後、二人はカフェを後にした。




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