この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
猫好き男子と大人な部長
第15章 大人な部長
そこで意気投合した修馬と高倉は、プライベートなことすら腹を割って話し合うほどの仲になっていた。
二人にとって、「所属する部署が違う」ということが、距離が縮まる大きな理由となっていたといえる。
もしも修馬が総務部所属ならば、高倉にとって直属の部下ということとなり、そこまで親しくなることはなかっただろう。
ともかく、そうして修馬と仲良くなった高倉は、修馬が架恋と交際開始したことも、その後のトラブルにより「別れる寸前の状態」になってしまったことも、修馬本人から聞いて知ることとなったのだ。
なので、トラブル直後に駐車場にて、架恋と修馬が感情的になってしまったあの日、高倉が修馬に「総務部長」ではなく「高倉さん」と呼ばれても平然としていたのも、当たり前のことだったといえる。
すでに何度も話をしたことのある、親しい仲だったのだから。
二人にとって、「所属する部署が違う」ということが、距離が縮まる大きな理由となっていたといえる。
もしも修馬が総務部所属ならば、高倉にとって直属の部下ということとなり、そこまで親しくなることはなかっただろう。
ともかく、そうして修馬と仲良くなった高倉は、修馬が架恋と交際開始したことも、その後のトラブルにより「別れる寸前の状態」になってしまったことも、修馬本人から聞いて知ることとなったのだ。
なので、トラブル直後に駐車場にて、架恋と修馬が感情的になってしまったあの日、高倉が修馬に「総務部長」ではなく「高倉さん」と呼ばれても平然としていたのも、当たり前のことだったといえる。
すでに何度も話をしたことのある、親しい仲だったのだから。